無意識日記々

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シン・エヴァ #0706作戦 始動

ほう、「シン・エヴァ」のアヴァン10:40がパリのジャパン・エクスポで公開とな。日本・ロス・上海で同時上映。具体的な手法はわからないが、ひとまず0706作戦ということで7月6日の話らしい。

…まだどこにも"2019年"て書いてないけどな。来年2020年の話かもしれない。引き続き続報を待ちたい。

7月6日という日付は自分にとって印象深い。ZABADAK吉良知彦さんが亡くなったと報されたのが2016年7月6日だからだ(忌日自体は7月3日)。そういえばZABADAKもパリのジャパン・エクスポに参加した事があったっけ…。そしてその翌日2016年の七夕にヒカルがその時点での最新&7年ぶりのオリジナル・アルバム『Fantome』の発売を発表した。感情のジェットコースターな2日間だったわ。

夏の暑い日、熱帯夜にエヴァの新しい映像に触れられるかもしれないというのは感慨深い。常夏設定だし、こちらも観始めて20年だしねぇ。アプリもリリースされるということでもしかしたら野外で上映されて様々な仕掛けが施されるんじゃないかとか第一報だけで色んな妄想が暴走気味だが我々にとって一番重要なのは。

恐らくヒカルが新しい主題歌を書き終わっているだろうことだよね。

まだその発表はそれこそ一年後かもしれない。しかし、0706という藤圭子様の誕生日の翌日からヒカルもまた再始動なんかしたりしたらまぁエキサイティングだわね。どうなることやら。まだまだこれから次々情報が解禁されていくだろうからその流れを見守る事にしますかな。今のうちにパイセンにEVAに纏わる質問を送っておくのも面白いかもしれないねぇ。

つみびとたちのはぁとすていしょんたいむついーと

やれやれ。なんとも罪作りなツイートを。

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@utadahikaru : インスタに書くのを条件に閉館後にスタッフとみんな子連れで遊びに行かせていただいたのに、そのことすっかり忘れてて、なんとなく撮ったこの画像しかない…

posted at 04:11:38

@utadahikaru : インスタに書くのを条件にスタッフとみんな子連れで遊びに行かせていただいたのに、そのことすっかり忘れてて、なんとなく撮ったこの画像しかない…

posted at 00:56:48

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まず日曜早朝4時過ぎにひとつめのツイートをポスト、ふたつめは日曜深夜1時前だ。こうやって並べてみるとわかるが『閉館後に』の4文字が消えている。ひとつめはツイート自体が既に削除されている。twilogではまだ見れるかもしれない。

要するに時間外営業が依怙贔屓と取られたか或いはスタッフの時間外労働にあたると見做された場合残業とか総労働時間とかの労務管理面で不適当とかそういったポリインコレな面を指摘されかねないといった理由で再投稿したのだろう。ヒカルもたまにはそういう失敗もするわな。

だがそもそもこのツイート自体に乗り気でなかった風なのがなんとも歯切れが宜しくないと申しますか。今どこに居るのか知らないが最初のが日曜早朝4時の日本語ツイートという時点で拡散させたいとか皆に知ってもらいたいとかの情熱とは無縁だし、特定班の皆様によると(毎度お世話になってますm(_ _)m)ラフダクギタリストのベンが昨年11月に当該ミュージアムのインスタをアップしているそうな。仮にその時の話だとすればヒカルは半年以上も忘れていたことになる。寧ろなぜ今になって思い出せたんだ。

つまり結局約束だから渋々不承不承…というわけでもないだろうが、そこまでこのミュージアムを気に入っている訳でも無ければ関わる人物たちと仕事が始まった訳でもない、というぼんやりした状態なのだろう。有名人が特定のイベントやら何やらについて呟くと宣伝活動ではないかと訝られる昨今なので、こういったツイートは面倒といえば面倒だわな。

しかし多くの人が2019年6月に宇多田ヒカルがお台場に居たと勘違いしている訳でそれは狙い通りだから悪くないとしても彼らとの仕事を期待していたファンからすればちょっとやれやれな案件かもわからない。『Flavor Of Life』のおにぎりの人とかだからね。

…という推測全体を釣りにして東京オリンピック開会式への参加を煙に巻いてるとすれば策士なんだけど、さて真相はどうなんでしょうねぇ?

標準画質だと3000円!

今週はゴタゴタとストリーミング/サブスクリプションのアピールを行ってきた。わかって欲しいのは、今後これで音楽を聴く行為が難しくなるのではなく、寧ろ今迄で一番シンプルになる、という点だ。最初に"お金を払う約束(subscription)"さえしてしまえばいつでもスマホで好きなときに好きなだけ好きな曲を聴ける。買い物の手間すら要らない。インターネットでニュースを読むのと同じくらいの手軽さで古今東西の名曲の数々を楽しめる。そこをアピールする為に「今の時代はややこしくもつれていた事情をシンプルにしようともがいている時代なのだ。」という事を言いたくてゴタゴタと語ってきたのだ。

音楽を聴く行為がシンプルになると、やっと純粋に音楽のクォリティで勝負ができるようになる。流行とか希少価値とか高額とか握手券とかそういう要素抜きで、飽きる程浴びれる音の中からただ自分に響く音を選べばよくなる。そうなってくるとヒカルはますます強いだろう。

今時宇多田ヒカルを「他の理由」で聴いてる人は少ないだろう。有名だからとか知ってないといけない空気だからとか流行ってるからとか何か理由をくっつける必要はもうかなりなくなっている筈だ。「歌に惹かれたから」で十分でしょ?

そんな時代を迎えるにあたって、ヒカルの最大のライバルはヒカル自身だ。過去にヒカルが書いた名曲や過去のヒカルの名パフォーマンスと常に比較され続けるだろう。ストリーミングだと何かを買い足す必要もなくただ隣の旧作をタップして聴いてみるだけである。

もうひとつ、ライバルとなるヒカル自身が居る。こちらは更により強力だ。それは、3DVRが現れるまではあたしゃ思いもよらなかった「ヒカルのヴィジュアル」である。昨年末に3DVRで『光』と『誓い』がリリースされた時ファンの間では見事なまでにヒカルの見た目の話題で持ちきりになった。撮影した当の竹石渉監督までもが「如何にしてあの美しい背中をとらえたか」についての苦労話を滔々と語る始末。そう、誰も歌の話をしていなかったのだ。折角新しいライブテイクが2つも手に入ったというのにな。

つまり、ヒカルの歌から目をいや耳を逸らせるのに最も威力を発揮するのはヒカルのヴィジュアルなのである。これはかなり強いライバルとは言えまいか。

さて、いよいよ来週『Laughter in the Dark Tour 2018』の映像商品がリリースされる。フィジカルでは過去最高に分厚いライブフォト写真集がついてくる訳だが果たして皆の話題は歌か見た目かそのどちらが多いのか。大いに興味のあるところだ。

で、「歌」に話題が集まるべく援護射撃を放っておくと、『Laughter in the Dark Tour 2018』映像商品をiTunes Storeで普通に高画質で買うと3500円なのは御存知かもしれないがこれが標準画質で買うと3000円になるのだ。なんとCDで『Fantome』や『初恋』といったアルバムを買うより安い値段で20曲入りの"ライブ・アルバム"が手に入る。これはかなりお得ではないだろうか。あなたのiPhoneiPodにダウンロードしておけばいつでも『Laughter in the Dark Tour 2018』の音源にアクセスできる。音を楽しむだけなら映像が標準画質でも問題ないだろう。昔から宇多田ヒカルのライブアルバムが欲しいと思ってきた方々の中でパソコンやiPhoneiPodを持っている方は標準画質ででも購入してみてはどうだろう。是非検討してみてくださいな。以上、誰にも頼まれていないのにセールストーク、でしたっ!

「言い方ァ!」ってヤツだわねw

「ストリーミングとかサブスクリプションとかいうカタカナがイカつい」と前に書いたが、特に"ストリーミング"という言い方は誤解を生んでいるようだ。

ストリーミングというとどうしても「オンライン環境でしか再生できない」と思われがちだ。その為音楽を聴く度ごとに通信量を消費するのに抵抗がある、となる。実際はおうちにWi-Fi環境さえあればそこでスマホにダウンロードしておけば通信量は消費せずに出先で音楽を聴くことができるのだ。

その昔iTunes Storeが出来た当時は1曲150円で買えていたが、その代わりに再生機器が制限されていた。WALKMANに転送しても聴くことが出来ず、iPodでないと聴けなかった。それが今はスマートフォンになったと考えればいいわけだ。なので、再生機器に拘らなければ、サブスクはストリーミングというより「定額ダウンロードし放題」のサービスなんだと思っておいてくれていい。

ここのところの認識がまだ普及していない感じが結構ある。「名付けがよくない」と言うヤツだ。ならばここのところをアピールしていけば…と少し前までは思っていた。ところが、だ。

そろそろ次世代通信システムである5Gがローンチする。もしここでスマートフォンのインターネット接続サービスに「定額通信量無制限」が含まれているようならば、今書いたような議論は必要なくなるんだな。ここらへんはタイミングとしか言いようがないのだけれど。

前に『30代はほどほど。』の時に「3DVRに注目する余裕があるなら5G規格テストに参加した方がよくないか?」などと書いた覚えがある。来年すぐとは言わないまでも、スマートフォンの通信量無制限サービスとストリーミングの普及度は特にこの日本に於いて強い相関を示すのではないか、と踏んでいる。新しいサービスの開始と共に宇多田ヒカルブランドで勝負するのは今までも散々やってきた。まだまだ絵に描いた餅ではあるが、旧来からの夢である「ウェアラブル・ブロードバンド」が遂に実現するのであれば、そこにヒカルの歌を溢れさせる事も可能なのではないだろうか。取り敢えず、次の新曲も『Face My Fears』と同じ売り方をするかどうか、そこをチェックしてからですけれどもね。

やっと売上指標の終着駅が、見えてきた…?

おぉ、『あなた』の有料配信がプラチナ認定とな。めでたいな。25万ダウンロードか。じわじわと売れているんだねぇ。

『あなた』は『Laughter in the Dark Tour 2018』のオープニングを飾る楽曲だ。アカペラで始まる為印象も際立っている。最近のエムオン!やスカパー!での放映を観た人が買ってくれているのかな。だとすれば来週映像商品が発売されたらまた売れるかもしんないね。どれくらい売れたかを知りたくても、次の認定はダブル・プラチナだから何年後になるやらなんだけどね…。

しかし、本当の問題はここからのストリーミングの普及度だわな。今後どこまで有料配信販売の数字がキープされていくか。ストリーミングの再生回数が指標のメインになるのはいつになるやら。日本はそこがアメリカなどに較べて鈍い。

Flavor Of Life』以降の着うた配信やらダウンロード販売やらの多様な売り方を反映してアルバム『HEART STATION』では「2000万ユニット突破!」という言い方が編み出された。ガラケーでの着うた&着うたフル、スマホやパソコンでのダウンロード販売、それにCDの売上を全部合わせた数字に意味を持たせたくて“ユニット”という風に呼んだ訳だ。

それから8年後の『Fantome』では「CD出荷数と配信販売数合わせてミリオン突破!」という記事が出た。梶さん毎回よく考えるなぁと感心したものだ。

こういう複合的な数え方が時代毎にすぐ移り変わっていくことで、こちらは違う時代のヒット曲同士の売れ方を比較検討することが出来なくなっている。『あなた』が25万ユニットダウンロードされたからといってそれが多いのやら少ないのやらさっぱりわからない。『あなた』みたいなCDアルバムで既に売れてる曲だと余計にな。

これが、サブスクリプション/ストリーミングに到って漸く、ようやっと「再生回数/再生時間」に統一されるとすれば有り難い。これ以上わかりやすい指標もないだろう。ここから先って何かあるかなぁ。思いつかないや。まぁ、それが評価できるようになるのも、音楽リスナーの大半がストリーミング常習者になってからなんだけど。少なくとも、日本では、まだまだ先が長そうだわさ…。