あの元遅刻魔が連日7時台にツイートしてるというから何事かと読みに行ったら…ったく、何なんだよ、こんな時まで友達の心配かよ。朝から泣かすな。(泣)
ツイートを読めばわかる通り、今回は、(私は週間誌記事に精通していないから確かな事はわからないが)記事が掲載される前に内容をエクスキューズしておこう、という意図である。今までだって虚実綯い交ぜの記事を書かれていた訳でそれらを大ざっぱにはスルーしてきたが(メッセージで包括的な指摘はした)、今回は特定の記者、特定の記事に関する話だ。今までと違うのは、宇多田家親族以外へも影響が波及する点。それ以外ない。本人は自分がマスコミ恐怖症になった話を前面に出してきているが、これがヒカルの友達の守り方だ。これからの報道と一般人の反応の組合せをみていけばわかる。それにしても、今はあんたがみんなから守られる番だというのにこんな時まで…三つ子の魂百までとは言うが、心の優しいひかるちゃんは、小さい頃からちっとも変わらない。こども時代なんか知りゃしないけど。
ヒカルが「マスコミ恐怖症」とまで言ったのだけれど、私は彼らを責めるような事は言わない。冷たいようだが、要はキリがないからだ。インターネットに繋いでいると、その気になればこれでもかと陰惨沈鬱なニュースが流れ込んでくる。虐殺に戦争に飢餓に侵略にもう枚挙に暇がない。本来なら、それら総てに怒りをぶちまけるべきなのだろうが、それでは精神がもたない。相手が巨大過ぎる。また、恐らく自分もそのシステムの中に取り込まれていて、搾取の中で恩恵を受けているのかと思うと本当にやり切れない。なんかキリヤンみたいな事言ってるけど。
日本のマスコミも同じである。週間誌ですら数十万、新聞だと数百万、テレビだと数千万の人間に"支えられて"存在する、いわば超巨悪である。更に、自分も日頃その恩恵を受けている。完全に加害者、加担者なのだ。たとえ拳を振り上げたとしても、まず壊すべきは自分の足下になるだろう。これだけ圧倒的な情報量を、報道局や通信社の存在なしで収集できるとは思えない。
しかし、だからといって誰かが突破口を見つけてくれるかもしれない。圧倒的な他力頼みで情けない限りだが、兎に角マスコミのペースから出来るだけ自由であろうと思う。彼らの記事に踊らされて喜怒哀楽を吐露していては、そのうちストックホルム症候群になる。拉致犯に精神的に依存する症状の事だ。せめてそうならないよう、情報的自立/自律性だけは保っておきたい。反射的に怒りをぶちまけていては、それこそ彼らの思う壺なのだから。