無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

元気にしてるなら別にいいけど

次のニュースの待ち方が難しい。例えばHikaruの復帰がEVAと連動したりしている予定だったとしたら、先方の都合次第で年単位で時期がズレたりするかもしれない。となると、レーベルとしては何か間を埋めるリリースを考えたくなってくるところだが、宇多うたアルバムの後は何を発表してもファンから"がっかり"される可能性が、そろそろ出てきた。もう本人が出てくるだろうと思ってたのに、という心境だ。

動きづれぇ。そう思う。とはいえ、もともとアーティスト活動休止は"無期限"の約束なのだから5年だろうと6年だろうと本来なら構わない。なのに三宅さんや照實さんが余計な事を言うから…と思ってるのは、彼らの発言をチェックして覚えている極一部のファンだけ、だったらよいのだが…。

そういう意味では、世間で忘れ去られていく状況というのは、悪くないかもしれない。期待も何もない状況でいきなり宇多田ヒカルが現れたら"儲けもの"だろうからだ。「そういえばコイツが居たじゃないか!」という具合。そういう意味では、更にもっと何もせずに休止していた方がいい、かもしれない。

一方で、機運とか雰囲気とかいうものもある。周りをあたためておいてから満をじして、という具合。あたためる、というのに本人を巻き込むか否かは難しいところで、それはその時の状況によるとしかいえないが。

プロモーション・スタッフの方は、この5年間もずっと現役のA&Rをやってきているのだから、シーンの風向きみたいなものはよくよく知っている筈だ。あとはファンの世代交代をどこまで読むかだろう。

結構なパズルである。タイアップがあって、そちらの予定が未定なら尚更だ。多分、今は何も手を出していないのではないか。現時点では動くだけ無駄考えるだけ無駄、というのが最善の判断たりえる。我々には状況把握など及びもつかないから、推測しておくしかできないが。


いっそのこと、あと2年くらい音沙汰無しの方が色んな問題がシンプルになっていて楽かもしれないな、とも思う。多分、復帰後は色々なライターさんたちが「宇多田ヒカルの空白期間の長さ」について"時代的必然性"を持ち出して語るだろうからそれはその時の楽しみにとっておくとして、今の私は今ここから見えている風景を書き留めておこう。渦中において海の全景を眺めるのは無理難題なのだから。いやまぁ、今が渦の中かというと、別にそんなことはないのですけれども。