無意識日記々

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横顔を覗き込む

「結婚観が異なる」という話と「永続性に対する比喩」を混ぜて話したので混乱してしまった。主眼は後者の方である。私にとって(いや自分がした事ないからわかんないんだけど)人間が自らの意志で"永く続けると決める"代表格として真っ先に思い浮かぶのが結婚生活だという事だ。勉強や練習の生活は年限が決まっていてすぐに巣立つものだし、仕事や職業は世の中のニーズ次第なので変遷するのが自然だ。特にコンピューターの発達途上では次々と「人間のやること」は否応無しに変化していくので転職もまた普通だろう。公務員のように40年間ずっとというケースもあるがそれはそれな気がする。

その点、結婚生活は関わる人数が少数なので自分の意志の占める割合が遥かに大きい。ならば、という事だ。

まぁそんな比喩を持ち出したのも他でもない、ヒカルはどれくらい続ける意志があるのかというのが気になっているからだろう。

もしかしたら、“言うまでもない”のかもしれない。ヒカルの両親の結婚生活はあったりなかったりを繰り返していて安定や永続のイメージとは程遠い一方、どちらか一方は必ず音楽活動に携わっていて文字通り"家業"のイメージだったのかも。つまり、ヒカルにとって比喩は「結婚生活=脆く崩れ易いもの」「仕事=車を売ってでも続けなければいけないもの」という構成になっているのかもしれない。それなら、、、わかるかな。

ただの比喩の違いなら、それでいいか。時折「やめたい」と思うのも風邪を引くようなもので、治ればまたすぐにいつも通りに戻るのなら、ヒカルに辞める理由なんて何もないかもしれない。この5年間は、登校日を挟んだ長い長い夏休みだったという程度だろうか。

そういう意味では、今のヒカルが、昔好きだったものを今どう思っているか述べてくれる事に興味がある。フレディー・マーキュリーやスティング、尾崎豊はどうなのか。映画「タイタニック」は泣けるのか。あの小説やこの物語はどうか。日本昔話はテンションが上がるのか。次の復帰時にはいよいよProfile欄が改訂されるかもしれない。今のうちに保存しておいた方が賢明か。オトガイワールドって今も在るんだろうか訪れているんだろうか…。

そういった趣味嗜好の永続性についてはよくわからない。移ろいゆくものでもいいし相変わらずでも構わない。ただ、常にアップデートしておかないと受け手との認識の乖離が始まるから、できるだけ"現状に忠実"である事が望ましい。次にどう書き換えてくるか、そんな欄がオフィシャルにある事を忘れてやしないかまで含めて楽しみにしておきましょうぞ。