無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

こっかやこうかはこうかてきかな

多くの人々に「宇多田ヒカル復帰」を印象付けるには、テレビ出演がいちばんいい。次に新聞広告だろうか。或いは、音楽雑誌の表紙を突然飾り書店の店頭に居並ぶというのも悪くない。

そういった事柄を総合すると、「一般ニュースに乗ること」が最も伝播率が高いと思われる。別に犯罪を犯す必要はない(当たり前だ)。商売とはなるべく関係ないところで、何かをして、ニュースとして取り上げて貰えればテレビラジオ新聞雑誌にインターネットとあらゆる所で取り上げられる。いやまぁ、「宇多田ヒカル復活」自体がニュースとして取り上げられたらいちばんいいんですがあんまり商売っ気が強いと肝心要のNHK様がそっぽを向いてしまうのでね。

もし実現すれば広告宣伝費を大幅に削減出来てレコード会社としてはホクホクなのだが、一般ニュースになるのはなかなかにハードルが高い。パンダが双子を生むとかなんかそういうヤツでないとダメ。

やや企画的になりすぎるキライはあるが、現実的な案といえばスポーツのビッグ・ゲームでの国歌斉唱だろう。何の前振りもなくいきなりヒカルが出てきて歌ったらインパクト絶大である。プロ野球でもサッカーの日本代表でもいい。いやメジャー・リーグやアメリカン・フットボールでもよいぞ。来年はそういう予定はなさそうだが、ヤンキースが日本で開幕戦を催し、先発投手が田中のまー君でヒカルが国歌斉唱だったらなかなかにエポックメイキングだろう。チケットが取れる気がしないけれど。

かつては、マリナーズの試合で出てきて歌うのではという話もあったらしい。信頼性についてはわからないが、株主である任天堂のCMにUtadaが出ていたからとかなんとか。いやまぁそれならなくはないか。なんやかんやでおじゃんになってしまったらしいが。

ただ、ひとつ懸念があり。ヒカルって君が代とか好きだっけ。アメリカ国歌好きだっけ。好きなら問題ないが、ピンと来ない歌を人前で披露するような子でもない気がする。(子:32歳。どうにも癖が抜けない私。)

どうせならヒカルが国歌を書けばいいのにと思ってしまう私は不遜なのだろうが、ヒカルに訊けば「ぼくはくま!」と即答しそうで怖い。いやそれでいいけどね。

野球やサッカーの試合で歌う、というのは華やかな催し事だが、似たようなセンでもっと私好みなのは「学校に校歌を提供」だろうか。国歌に較べて随分とこぢんまりとしたニュースだが、これ確実に取り上げられるだろ。春、入学してきた子たちが最初に覚える歌が宇多田ヒカル作詞作曲。羨ましい。今すぐ結婚してこども産んで貰って育てて送り込みたい気分。(そんなんで人の人生決めてやるなよ)

ただ、こういうほのぼのとしたニュースってヒカル楽しいだろうか。「なんかキャラと違う」と言われそうな。いやでもぼくはくまをリリースした時だってそんな風に言われてたからもうええか。

ならまた「みんなのうた」から復帰なんてのもないかな。更に地味になったな。でも私はそういう着実なのが好きなので。あぶくに踊るのはどうにも気が進まない。

みんなのうた」に「校歌提供」だなんて「日本初の本格派R&Bシンガー」の肩書きに全く似つかわしくないが、そんな肩書きヒカルは名乗った事がないので、そんな感じでもいい気がする。なんか個人的な願望がでしゃばり過ぎている気がするので今夜はここらへんにしておくか。秋の盛りに春の話でした。