無意識日記々

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ヘビー・ロウ・テンション

でまぁ、朝ドラ視聴に慣れる為に毎日「あさが来た」を見始めているのだが、一週間もすれば「人生は〜紙飛行機〜♪」なんていうメロディーに慣れてくる。歌唱力には慣れないが、確かにこれは効果がある。ヘビーローテーションの威力をみる気分だ。

もしこれが広告枠なら毎週曲を変えてプッシュするだけでも随分宣伝になるなぁ、なんて事を思ってしまったが、ゴールデンタイムのアニメが軒並み3ヶ月毎に主題歌を変えてきて「歌詞がアニメ本編と関係ない」とアニメファンの不興を買った過去を考えると、見方は両面からしなければならないなぁと。

朝ドラの場合は麻痺してくるので歌詞の内容が作品とリンクしてようがしてまいがあんまり関係が無い。出来れば、ドラマ本編の演出と歩調が合う曲調ならベターだが、今の「あさが来た」の主題歌だって本編の、BK制作(10月スタートの朝ドラはNHK大阪が手掛けている)特有のコミカルな演出に合っているかというと、それほどでもないのだから、そこまで神経質になる事でもない気がする。

歌詞より曲調が大事、というのはそうだ。作品の演出手法とかけ離れていては主題歌が浮く。そうなると聞き流されるだけになるのだけど、それでもヘビロテの威力には負ける。ここまで純粋に、「売れなかったら曲のせい」と言われそうなポジションもない。

そういう意味では「詰んでる」のだが、ヒカルなら幾らなんでも大丈夫だろう。愛され方に違和感を感じるくらいでないとな。ただ、放送が半年間と長いので、その間にヒカルの方はまた全然違うタイアップの新曲をリリースしてくるかもしれない。その時に、せっかく新規で獲得した今までにない朝ドラ視聴者層からのファンがどん引きするような曲調だったら、それは………それはそれで面白いな(笑)。悪くないんじゃないだろうか。

良かれ悪しかれ、朝ドラ起用といったってヒカルに大きな影響はない、と捉えるのが妥当かな。今までのファンと朝ドラ視聴者層がどれだけ重なり合っていたかが推し量れるようになる、というメリットはあるか。薄く広くというポピュラー・ミュージックの基本がここで更に踏襲されるというのは悪くない。どんな評判になるか今から楽しみである。