無意識日記々

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不興を買わずに買わせたい

そういや男子に触れてなかった。ドイツが沈んだ今、決勝進出は義務に近い。是非決勝で中国と対戦を。以上。

さて。宇多田ヒカルブランドのもとでCDに何をつければ不興を買わずCDを買わせる事が出来るか。難しい問題だ。考えてもわからないので、まずは自分が勝手につけてくれたら嬉しいものを列挙していくか。

握手権。これは欲しい。でも不興を買うから却下。そもそもヒカルそんな事やんないし。セキュリティーも難しいから却下。

それは半分冗談として。

シングルCDで考えてみようか。まずはミュージック・ビデオのDVDかBlurayだ。私の場合両方買う。WILDLIFEも両方買ったしな。リッピングが楽だし再生時にPCの負担が少ないから便利なんだよDVDは。そして勿論メイキング映像もつけてね。

更に、何故これが定番にならないかわからないのだが、新曲に関するインタビューを文字でも映像でも音声でもいいからつけるべきだろう。インタビューアによって内容が偏る事を懸念するなら独白でもいいし、聞き手はレコード会社担当氏でもいい。邦楽のCDって洋楽に較べて大抵手抜きだからな。EXODUSの充実のインタビューを思い出してみるといい。シングル盤でも語る事は山ほどあるだろう。

更に楽譜が欲しいな。ピアノ譜にギタータブ譜。そんなん要らんという人も多いだろうが、新曲の楽譜が音源と共に手に入るって結構強力ですよ。ファイルでもいいし、本/冊子でもいい。

ミュージックビデオの為にBlurayを添付するならハイレゾ音源も入れておいてくれれば。圧縮MP3音源も入れておいてくれれば助かる。まぁ今のPCはファイル作るのめちゃ速いので2曲や4曲だとドライブにCDを入れるや否やもう完了って感じだけどね。

それと、これは昔書いたな、ミックス前の48トラックとか96トラックとかの分離単独音源が専用ソフトとともについてくると嬉しい。メインボーカルだけを消してカラオケしたり、ギタリストだったらギターだけマイナスワンにして…と夢が広がる。ただこれはBlurayだと容量が足りない。ハイレゾ並みの音質なら尚更だ。

写真集、となると俺は欲しいがさてどうだろう。ヒカル自身の写真もいいが、やはり曲に関連する写真や絵画などが嬉しいか。コンセプチュアルなアートワークを堪能できる。

以上のものを全部同梱するならかなりのサイズのジャケットが必要になるな。アナログレコード並みか、或いはFL15の豪華盤並みのやつ。部屋に飾って歌を聴きたいじゃない。

あぁ、なんだか普通だな。誰でも思いつくヤツばかりだ。全部欲しい人は少ないかもしれないけれど。

あ、ひとつ忘れてた。ミュージックビデオとは別に、スタジオLIVEの模様も入れてくれたら有り難い。作り込んだ映像とは別に一発録りで。

これらをたった一曲(カップリングを入れたら二曲)の為に用意するとなるとかなりのコストがかかるが、ではそれをしないとして、CDを買うのが配信を買うより優れている所はどれ位あるのか、疑問だ。まぁ毎回聴き比べたくて両方買ってみたりしちゃってる人に言われたくないですかね。音質なんか、ハイレゾに慣れた耳にはさほどでもない。というか、毎度言ってるが、44.1kHzもとっておいて16bitしかないっていうのはサウンドとしてバランスが悪い。まだ圧縮音源の方が聴きやすいのよ…って話は昔さんざん繰り返したからもういいか。

音だけでフィジカルを買わせようなんて無理がある。デジタルブックレットは綺麗だし大きく映せるしCDジャケットよりずっといい。コレクションとして以外の価値はとても薄い。

実をいえば、今日挙げたどのおまけもほぼ総て配信で可能だ。握手権だってパスワードを電送すれば終わりだ。LPサイズのジャケットも最初にそのサイズのデジタルフォトフレームを買えば終わりである(売ってるかどうか知らん。我々年寄りに売れると思うけどな)。ただ、要素が沢山あると、ひとつの商品として纏まっているフィジカルは歓迎される。ここがポイントだと思う。「あの曲を目一杯楽しもう」と思い立った時、その箱をパカッと開ければ世界が広がるという感覚を提供できればフィジカルにもまだまだチャンスがある。諦めてはいけないんじゃないかな。