無意識日記々

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一言で言えば"やりたい放題"だな

iTunes Storeでもレコ直でも新曲2曲が粘っているようで、この売れ方は相当な数が売れているのだろうと推測されるが、それがあんまり話題にならないのは、配信の特性のせいだろうか。

特性というと聞こえはいいが、要は絶対値が小さいのだろう。『桜流し』の時は35万ダウンロードとかの発表があったから、これ位の数字に到達してくれば売上数が発表されるかも。あんまり関係ないが、買ってダウンロードする場合「ファイルを落とす」と言う一方売っている方は「売り上げ」と言うもんだからどうも上下の感覚がおかしくなる。いやほんとどうでもいいですね。

売上高はアーティストの発言力に直結する。ヒカルが堂々とクォリティーを追究出来るのも、実績のお陰だ。普通は一年に一枚アルバムを出せと言われて思うような作品作りが出来ないものだが、ヒカルの場合完全にヒカルが主導権を握っていて、照實さんも沖田さんもいつアルバムが出来上がるか本当にかなりのところまでわかっていないっぽい。珍しすぎるケース(まぁ、スーパースター扱い、だな)な為よくわからない誤解が呟かれたりもする。何度でも繰り返す。ヒカルはプロデューサーである。合議制ではあるだろうが、制作に関してかなりの発言力がある。

勿論、その発言力を勝ち得たのは自ら作詞作曲歌唱した作品たちのお陰であり、即ち自分の力なのだから何の問題もない。アルバム発売日がいっこうに決まらなくても、文句を言われる筋合いはない。筋なんか無くても、でも、自由に言えばいいけどね。「早よアルバム出せや」って。そちらも、何の問題もない。期待の顕れである。

ただ、一点。LIVEコンサートの事は考えているのだろうか、ヒカルは。今年から来年にかけて、会場が非常に取りにくくなる。アルバムの発売日が決まらないとコンサートツアーの日程も決まらない。もし仮に、現時点においてもアルバム発売日・発売時期が未定だとするならば、ツアーは相当先になる覚悟をしておかねばなるまい。

10年前の(10年前なのだ)『Utada United 2006』の時は完全にアルバム発売と全国ツアーが連動していて、かなり早い段階でアルバム発売時期とコンサート会場の確保が行われていた。私の勝手な推測では、『Be My Last』制作時には既に青写真が描かれていたのではないかとみている。つまり、一年前である。それ位に長期なプロジェクトだろう、アルバム発売と全国ツアーの合体は。

先述のように、二通りの解釈がある。既にアルバム発売日は決まっており、全国ツアー会場も押さえてあるケース。もうひとつ、本気で決まっていなくって、ツアーするかどうかすら未定なケース。後者だと、年内のツアースタートは無理だな。それこそ、一年位後になるよね。来年の今頃とかな。うーん、どっちだろうねぇ。わかんない。

兎も角、今の時点では出来る事は無い。ひたすら宇多田資金を貯め続ける事に専念すべきだろう。10年前はアルバム発売から二週間で全国ツアーに突入した事を忘れるな。今度もやってくるかもしれないし、やってこないかもしれない。8年前の『HEART STATION』なんてツアー無しだったからな。何がどちらに転ぶかわからない。宇多田ヒカルは、オプションが多過ぎるんだよ全くもう。