無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

晩酌で斟酌

『人魚』の話の続きを…ってあーもうラジオの出演が今夜か。事前に「酔いどれ放送」と告知されて俄然俄かに期待が高まったが果たして聴いてみた結果更に次の放送が楽しみになるという好循環。これ今夜は先週よりリアルタイムで聴く人増えるかもね。でも今週と来週で終わり。何とも勿体無い。「毎週やれ」という声が聞こえてくるようだ。(自分から)

あれだけ丁寧に作り込まれた『Kuma Power Hour』より反響がよかったらどうしよう、と要らぬ心配もするけれど、世の中そんなもんである。ニーズに合致するかが重要であって、どれだけエラボレイトでも要らないものは選ばれない。コロコロ変わっていく(曲毎に)音楽性自体のファンになるのは極めて難しいので宇多田ヒカルという「人」を好まなくては継続的にファンで居続けるのは難しい。

曲毎のファンはそりゃあ沢山居る。現役のミリオンヒット・アーティストなんですからね。なので、CDは売れるけれども宇多田ヒカルという「人」は、多くの人にとってただの有名人である(超有名人、かな)。SMAPや嵐はCDやDVDをヒカルより売っているが、心に残る名曲が幾つかあっても、彼らの個々の名やグループの名前の方が遥かにデカい。「人」が主役だ。言うまでもない。

ヒカルは、本来なら、音楽の壁に囲わせて自分は見えない場所に居た方が、よかったのかもしれない。しかし現実にはそうではない。「人」に惹かれて居着いている人間が何人も居る。多くはないけれど。

ラジオのゲスト出演を通してファンの方がそれを再確認をするというのも、一言で言えば「間が悪い」。しかしまぁ、ないよりは遥かにいい。今やもう、ヒカルも総てひっくるめて「そういうことでしょ」と割り切っている節がある。今更それがいい悪いとか言い出すのもマイトレンドじゃない、と。そうだろうかなぁ。

まぁいっか。肩肘張らずに楽しむ事にしよう。それをみてヒカルが何をどう感じて次の行動に移るのかは、こちらから何を言ったって決まる事ではないわ。きっと、ほどほどに斟酌してくれるでしょ。