無意識日記々

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CMサイズバージョン配信希望届即却下

発表から1ヶ月近く配信まで空くのなら「CMサイズVer.」を先行配信してくれりゃいいのに、と勝手なファン(私)は言うのだが、宇多田のパブリックイメージからすれば「阿漕だ」「金儲けに走った」というイメージダウンのダメージの方が大きそうだから商売上はやらなくて正解である。

いやまぁ、こちらとしては「15秒CMバージョン」「30秒CMバージョン」「60秒CMバージョン」の3種類を各250円で売ってもらって一向に構わない。流石に15秒や30秒は短すぎる(試聴時間より短い)ので無理だろうが、90秒バージョンなら「テレビサイズ」としてアニメの主題歌なんかで実際に売られている。こんなの誰が買うんだと思われそうだが結構売れるんですよこれが。「進撃の巨人第1期」の主題歌なんかテレビサイズが大評判で、いざフルコーラスが発表されたら評価が格下げされるという逆転現象まで起こった。もってまわった凝り性展開より即効性の強いフックラインをコンパクトに、というのが現実のニーズだったりするのである。


『大空で抱きしめて』は、そんな微妙な展開にはならないだろう…という希望的観測はどこまで当てはめられるのやら。爆発的なヒットを生むような曲ではないだけに、様々な実験を施すにはいい機会だが、60秒を聴いた限りだとサウンド面ではそこまで冒険していないように思える。歌詞の面はこの限りではないが。

実際、前に述べたように不安はある。フルコーラスを聴くまでに聴き慣れてしまった感覚と、まだ聴いていないパートとのズレ。そういう心理学的なアプローチは為されているのだろうか。実際、私は見てないのでわからないがサントリーはかなりTVCMの本数を打つ筈であり、視聴者は15秒の『大空で抱きしめて』こそ『大空で抱きしめて』だとかなり強く認識した上でフルコーラスの配信を待つ、即ちラジオでかかり始めるのを待つということになる。「あれれ?」とかにならないだろうな…。

岡崎体育の「感情ピクセル」を友達に聞かせたらBメロまではノリノリだったのにサビを聴いた途端にドン引きしてた、みたいなツイートが先日まわってきていたが(あのサビがいいのにねぇ(笑))、あそこまで極端ではなくても楽曲の一部と全部はまるで別の存在である。7月10日までのこの"間隔"すら計画のうちだった、とあとで頭を垂れる展開になるように今から願わずにいられない。なぁに、梶さんならきっとうまくやってくれてる筈だよ。