無意識日記々

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他所でヒカルの名を見る見ない

水曜日のダウンタウン」で日本人知名度ランキングTop100が発表されて、宇多田ヒカルの名が無かったそうな。あれま。ほんまかいな。

10代20代の子たちは知らなくても仕方がない。1999年当時まだこども或いは生まれていないのだから。音楽番組やワイドショー、スポーツ紙や週刊誌にも無縁だったろう。しかし30代以上では知名度100%近い筈である。ヒカルが出演するというだけで当時の各音楽番組が軒並み歴代最高視聴率を記録、中には普段より10%ポイント以上視聴率をUPさせる番組もあった程だ。つまり、ヒカルを見たいというだけで1000万人規模の人間が普段見ない番組を見た。興味が全く無い大人でも名前だけは否応無しに耳に入ってくる時期だったのだ。

思うに、ランキングの元になるアンケートの調査方法が「今テレビでよく見る人」に有利な方法だったのではないか。そもそも、名前を羅列して「この人を知っていますか?」と訊く方法だったらリストは膨大な長さになるし漏れは幾らでも出るしでとても正確にはアンケートできないだろう。逆に「有名だと思う人を挙げてください」と訊くのもどうかと思う。知りたいのは「宇多田ヒカルって知ってる?」「うん。歌手でしょ。」と答えられる人の割合なんだから。

しかし、本当に知名度が下がっているとしたらゆゆ式問題、いやさ由々しき問題かもしれない。ヒカルの発言力の源はセールスと知名度だ。知名度があるからタイアップだって次々と決まる。まぁそこは鶏と卵だけれども、より自由な制作環境を得ていく為にはそういった要素にも気を配る必要があるだろう。10代20代に関しては、どこでこれから歌を発表するかにかかっていそうだ。


とまぁ、せっかく各Webニュースが新情報を報じてくれている中危機感を煽る(?)話をしてしまったが、そのニュースを開く時の気分が何か違う。はて…? と思ったが、そうか写真がクーチャだからだ。今までのヒカルの記事といえば、写真が出る度に訳もなく気恥ずかしくなってしまって。いや別に写真がよくなかった訳じゃないけど、いつもと違う目線に晒される事を考えると妙にもぞもぞしてしまっていた。しかしクーチャの写真だと「どうだ、かっこいいだらふ?」と堂々といられる気がする。こんな所にアー写効果が出るなんて。自分の写真でもないのにね(笑)。"外に出す"写真はこういうのが大事なんだなぁと認識を新たにした次第です。いやぁ美麗だわ…。