無意識日記々

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トレボヘスペシャル絶賛活用中

最近はもうトレボヘスペシャルがやばい。何が、ってアルバム『初恋』を通して全曲を聴こう、ってなった時に「時間があるから、代わりにトレボヘで」が出来るのだ。一曲目から全曲流してくれているお陰で! 厳密に言えば途中からヒカルの声が乗ってくるケースもあり全編フルコーラスで、とはなっていないんだが取り敢えず全曲を聴けた充実感は残る。何より、そうやって乗ってくる喋り声もヒカルのなんだから私が不機嫌になりようがない。

それに、これだけパワーのある全12曲、全編通しでノンストップで聴き切るのは結構体力が要る。その点トレボヘなら途中たくさん休みながら聴けるのでかなり気はラクだ。うぅむ、どうせならこういうCD欲しくなってきたぞ。

CDは無理だろうが、配信なら可能なんじゃないか、音楽のDJCD。つまり、トークのトラックと曲のトラックを交互に配したプレイリストをPodcastとして配信するのだ。通常のPodcastだと音源の取り扱いが難しいが公式なら何の問題もない。ヒカルが一曲々々解説してくれて、そこから曲が聴ける。或いは全く関係のない話を差し挟んでくれてもいい。要はトレボヘスペシャルを細かくトラック毎に刻んでパッケージにするというだけだな。

『初恋』にはあてはまらないが、12曲1時間ともなると聴き手の集中力も大変だ。それをうまくコントロールするDJの手腕。別にやってる事は新しくないが、今時なかなか「アルバムをまるごと楽しむ」余裕なんてない。毎日SNSのポップアップに晒され、ほんの5分の空き時間にゲームに興じる現代人にとって"1時間をやり過ごす"のは技術の要る所行である。それをヒカルはトレボヘスペシャルで、知ってか知らずか成し遂げたのだ。ラジオの方が倍近い時間を要するのに、いやだからこそ全曲スルリと聞ける。まぁ流石に同じ喋りを何度も聴きたい人は多くないだろうけど(すいませんね少数派でっ)、一度そうやって"紹介"とともに楽曲に触れておけば、曲を聴く度に何となくその時喋ったエピソードが思い出せて味わいが深かろう。公式配信を実現せよとは言わないが、毎度ニューアルバムを全曲紹介するスペシャルプログラムをオンエアするのは悪くないんじゃないかな。

とはいえ、トレボヘが毎度全曲紹介で中身が固定されとしまうのも面白くないといえば面白くない。なので、今後はもっと頻繁に放送してゆくゆくは再レギュラーまで漕ぎ着けてくれれば万事解決であるよ?