無意識日記々

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課長「係長、部長がお呼びだ。」

SONYに移ってからの"チーム元EMI"の発言力が如何程のものかがよくわからない。部長クラスのまま移籍した筈の梶さんにそうそう口を挟めるもんでもないと思うし、そもそもチーム宇多田は治外法権扱いじゃないかとすら思っていた。が、どうにもちぐはぐな事が散見されるにつけ、一体何が起こってるんだろう?と勝手に危惧してしまう。

鳥取の公演が決まって、初めて主催者のクレジットが目に入った。恐らく正式名称ではないのだろうが、宇多田ヒカルコンサートツアー2018委員会の名前がある。

アニメでいえば制作委員会のようなもので、各分野の責任者が集まって構成されている、のだろう。ここがどこまでしっかり機能しているか、だ。

一方、独自の事務局を設置したサントリー枠の方はページから有能さ、或いは経験の豊富さが漂ってくる。「サントリー関係者は応募できません」旨しっかりと記しているあたり、経緯はどうあれ抜け目無さを感じる。一方それをコピペしたutadahikaru.jpの方は適切な要約すら出来ていない。

このちぐはぐさは奇妙である。委員会が陣頭指揮を執って総てのチケットを管理している、というこちらの想定が崩される。どさっとチケット枠が置かれて、各々が勝手に取り分を自由にしているのだろうか。

確かに、興行というのはなかなかトップダウンとはいかないもので、まわる地域によっては"仁義を通す相手"が居たりして一筋縄ではいかなかったりする―なんて煤けた話が2018年の今でもあるのかな。うーん、知らない。

トレボヘでの口ぶりからして、ヒカルはあまりツアー自体には関わっていないのではないかという風が漂ってくる。勿論現場の音楽監督としての役割があるだろうからそれ以上の仕事は無理かもしれない。いやヒカルに常識が通用するかどうかはわからないが…。

誰かが、或いは何らかのチームが確たるコンセプトを立ち上げてコンサートツアーを計画した、というよりは、宇多田ヒカルが復帰したら当然ツアーやるよね?なら取り敢えず会場押さえとかないとねと箱と日程が先に決まっていて、そこを事後追認する感じで流れてきた為今の状況になっている、という解釈の仕方が妥当なのではないか。

となると確かに、公演毎やチケット枠毎に主導権がバラバラで、ちぐはぐな印象を与えたまま今に至っているというのは、何だろう、少なくとも"こちらの被害妄想ではない"とは言えるかもしれない。何をどう解釈するのもこちらの自由だと思うが、『Message from Hikki』も『Staff Diary』も機能していない今、まとまった文章でファンに活動のコンセプトを伝える事もままならず、いやそもそも伝えるべきコンセプトも定まっていない今、綻びが四方八方から現れてきてても正直どうしようもない。何とか無事に終わるのを願うばかりだ。