無意識日記々

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summer time blues

『30代はほどほど。』や『UTADA HIKARU CONCERT TOUR 2018』の仕切りぶりを眺めながら「組織の上部に何か居てはるとこういう事になるんかもねぇ」と溜め息を吐き続けてきたが、ふと世間をみると、ふむ、見事ですねぇ日本。国単位、1億人のスケールでそういう事やってる組織がありましたよ。政府・与党さんですな。「2年間限定でサマータイム導入」とな。

10分ほどWikipediaでも読めば「サマータイムは日照時間の長い高緯度地域の習慣で、しかし世界的には廃止の方向に進んでいる」とか「情報システムに頼りきった現代社会で準備期間1年は無謀。というか無理」とかそういう情報はすぐに得られるのに「偉い人」が言い出したら国民全体で議論しなきゃいけない羽目になる。何か新しい論点を持ち出して「こんなメリットが見つかりました!」というならまだしも、そういう話も一切無い。今の所無理筋だ。

組織というのはそういうものだ。今回の"言い出しっぺ"とされている人物は、私の知る限りにおいてもかれこれ40年近く"あの芸風"である。幼稚園児の私に普段人の悪口など言わない母が「あんな人が教育行政のトップだなんて」とわざわざ言ってくる位だからそれはもう相当なものだったのだろう。

つまり、一旦組織の中で位置を占めてしまえば、どれだけ皆が「あれはマズい」と言っていても、様々な事情やしがらみから、なかなか降りないどころか、トップにまで立ってしまう可能性があるって話。うちらも「まぁ今だけだろ」と高を括っていてはいけない。

更にマズいことに、議員なら投票行動で落とすという手がまだ残されているけど(現実には上記の方はこのまま落選する事なく引退していくだろうから理想論でしかないのだけれどね)、僕らの場合は「不買運動」位しか手がない、のである。これが組織の恐ろしい所だ。ヒカルが成功すればするほど、我々の知らないその人は組織の中で盤石の地位を築いていく事だろう。このジレンマ。事態は思っているよりずっと深刻かもしれない。

対処法はシンプルで、SONYを辞めればいいのだが、果たして何枚契約なんだろうな。鍵を握るのは国際契約で、まずはあの台北公演がどういう顛末を辿るか、それを見極めてからになるだろう。世界契約の必要性を理由にSONYを離れるのが1番だろうがそれはずっと先の話になるだろうな。我々は、残念ながら、今暫くこのgdgdと付き合っていかなきゃいかんかもしれないわ。