無意識日記々

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未見の人も読んでいいかもな日記

暫く「ペンギンハイウェイ」の話が絡んでくると思うけど、前回(日曜深夜)書いた通りあんまりネタバレ云々を言っても仕方のないタイプの映画だと思うので気にせずここ読んでくれても構わないんじゃないかな。あ、もうカメ止めの話は出てこないので、そちらを気にする人もご心配なく。


『Good Night』が映画に合っているなと感じたのは歌詞の面だけではなく、サウンド面でもだ。この「ペンギンハイウェイ」という映画、なかなかにサウンドトラックが華やかでね。序盤から随分とこちらの気分を盛り上げてくれる。寧ろ音楽がなかったらここまで印象的な場面にならなかったろうと思わせるケースがちらほら。映画への貢献度はかなり高い。

特にストリングスの壮大さが効果的で、それをエンディングでそのまま『Good Night』が引き継ぐのだから感動も増す。劇伴音楽とエンディングテーマは別々で作っているはずなのにこれなのは、どちらかが先に仕上げていてそれをもう一方が参考にしたとしか思えない出来映えだ。見事なものである。

特に、『Good Night』は歌詞がシンプルだから、銀幕の画角を目一杯活かした本編のスケール感をエンディングロールで反芻させるのにはこの壮大なストリングスサウンドは必須だったといえる。歌詞の面だけではなくサウンド面でもどこまで映画に合わせてきたのかをヒカルに語ってほしいところだけど、もうそういう機会もないかなぁ。

特にストリングスの響きというのは、映画館のような広い空間で体験すると感動が増す。どうやら動員数がさほどでないようなので、もしかしたら早めに上映館数が減っていくかもしれない。迷っているくらいなら観に行ってしまった方がいいかもしれないね。