無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

自分自身の気分次第

自分は不謹慎イズムの対極に在る人間だが、それでもやっぱり気分というものがある。崖崩れで家が潰れた写真を見たら溜息も吐く。自分ちでもないのにね。だから、日記を書くのもその時の気分に左右される。世情に惑わされずいつもの調子で、というのを期待して来てくれている人には申し訳ない。

といっても、それは私がニュースに触れるか触れないかの違いでしかない。地球の裏側で何百万人規模の虐殺が起こっていようとその報道に接しなければ気分は変わらない。実際に起こっているかどうかではなく、ただひたすらそれはメディアとの向かい合い方の問題だ。

不謹慎云々も要するに被害者の実際の感情など関心がない。そこにあるのは不謹慎警察の皆さんの気分の方だ。直接それを言っても説得力がない為「被害者の事を考えろ」という違う話を持ち出すのだった。「それあんたさんの都合やないですか」&「それあんたさんの都合やないやないですか」。

ある程度はそれも被害者への配慮として上手く運用出来ればいいのだが、大抵は社会を無駄に萎縮させる結果に終わる。そりゃ『それ自粛じゃなくて他粛じゃね?』って言いたくなるわな。

でそれを言ってたご当人が今回なかなか危ない橋を渡っていらっしゃる。マスカラが絡むのだと。いつも災害時には率先して触れる方だったのにこのタイミングでこれとはなかなかにチャレンジングだ。勿論対極の私はそれを不謹慎云々と謗ることはしない筈なのだが、今までの実績からいつの間にか「今回の災害に関してはどんなメッセージを発するのだろう?」と期待していた自分を発見して少々戸惑っている次第。被災地の方々がマスカラツイートを読んで和んでくれていたらいいのだけれど、少ない電池残量の中いつも設定しているツイート通知を辿ってみたらアレだったので些か期待外れだったと実際に感じた人が在れば、素直にHikkiにリプライしておいた方がいいかもね。勿論和んで有難かったという人も。大事なのは他人の気持ちを推し量るよりも先にまず自分の気分の相手をしてあげることだ。確かにちょっと勇気も要るしリスクも有るけれど、そこはそれこそ自分自身の気分と相談して決めなくちゃね。