無意識日記々

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向き合うべき恐怖の色は何色か

『Face The Fears』というタイトルは色々と妄想が捗る。「恐怖と向き合う/向き合え」。面と向かって相対するべき恐怖、『Fears』とは一体何なのか。

同じキングダムハーツシリーズの主題歌を務めた『Passion』にはこうある。

『きれいな青空の下で
 僕らは少しだけ怯えていた』

青空はヒカルにとって嘲笑と恐怖の対象である。その揺るぎなさに畏怖ともいうべき感情を抱く。やはり、まず『Face The Fears』の『Fears』は青空のことではないかと考えてみたくなる。

しかし、ここでの恐怖は『Fears』、複数形である。確固として不可侵な青空が複数存在すると考えるのは難しい。太陽と同様に唯一無二の存在であるとみるのが妥当だ。ここでの『Fears』は青空のことではないのだろうか。

そうとも言い切れない。幾つもある恐怖とは、こちらの感情の話かもしれない。幾つもの様々な恐怖に苛まれるその元凶は、たったひとつの青空なのかもしれない。これは、歌詞をみないとわからないかな。

隣にある『誓い』には何があるだろうか。ここには『朝日色の指輪』と『日の昇る音』という2つの空に関する一節がある。どちらも独特の表現だが、恐怖―Fearsというニュアンスは感じられない。

果たしてこの『Face My Fears』の『Fears』とは何であるのか。音源が公開される前に、まずは思いを巡らしておこうかなと思っている。