無意識日記々

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#裸婦抱く 一番のサプライズ選曲

前回の書き方だとまるで『Prisoner Of Love』の出来が大したことなかったような印象を持たれてしまうかもしれないが、勿論全くそんなことはなく、明らかに同曲史上過去最高のパフォーマンスを見せてくれたのだ。しかし、そんな風な書き方で続けていくとショウ後半を形容する言葉が見当たらなくなっていくんですよこれが。もう最近、宇多田ヒカルの凄さを表すには日本語が不足しているとしか思えなくてね。泣く泣くクール&ドライに書いてデノミネーションをしているに過ぎないのですよ今や。嗚呼、もどかしい。

で。気を取り直して。その『Prisoner Of Love』の次が『Cool & Dry』、じゃなかった(笑)、そう、『Kiss & Cry』なのだった。

この選曲にド肝を抜かれた人は多かろう。私も思わず仰け反りそうになった。まさか、まさかこの曲が生で聴ける日が来ようとは! ちょっと信じられない気持ちだったですよ。自分の生きてる間に一度あるかないか、あったとしてもそこに自分が居合わせる事が出来るだなんて虫のいい話があるかないか、、、うん、あったのだ現実に。本当に、生きてるといいことがあるもんだねぇ、、、しみじみしたぜ。

実際テレビで歌ったのすら2007年8月31日のミュージックステーションの1回こっきりで、それも寝不足で来たかなんかで散々な出来だったのだ。生は怖いね。そんなトラウマのある曲をわざわざライブコンサートで歌うとは本気で思えていなかった。他にいっくらでもライブで歌って盛り上がれる歌が目白押しであるからさ。なのに、ですよ。

兎に角この曲はイントロが派手だからあのラッパが鳴り響いた途端にそれに合わせて「な、なにぃーーぃっ!?」と叫ぶのが見事に嵌まりまして。インパクト。その点においても実にいい選曲でした。またそこから始まるドラムサウンドが如何にもアリーナ&スタジアムのロックコンサートにやって参りましたよという雰囲気なのだよそうスタジオバージョンで今まで何百回と聴きながら妄想してきた通りに! それが現実に眼前に繰り広げられているのだからその感動たるや推して知るべし、でしょ?

確かに、事前予想で自分はオープニング候補曲の一つに『Kiss & Cry』を挙げていたので歌ってくれたら嬉しいな曲ラインナップの上位に位置していたのは間違いないんだけれどもそれにしても本当に演奏してくれただなんてそりゃニヤニヤしてしまうでしょ。気持ち悪くてすいません、すいません。(2回謝った)

で、ちょっとそのイントロのドラムパターンがスタジオバージョンのそれと違ったようにも聞こえたんだけど、もしかしたら単に音のバランスが違っただけでフレーズとしては同じだったかもしれない。そこらへんは円盤や放送を待って確認しとこうかね。

で、ここからだよね。選曲で既に大喜びの聴衆を尻目に、『Kiss & Cry』をただ演奏して済ます宇多田ヒカルではなかったのですよ、ハイ。そこらへんの話からまた次回っ。