無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

#裸婦抱かない って書く必要あんのかなw

実をいうと古参ファンほどたった今現在のリズムに戸惑っている。ツアーが終わって1ヶ月で新曲なんて事態は初めてだからだ。

その時に実際にコンサート会場の中に入っていたかどうかは関係ない。20年前からインターネットはあったのだから。寧ろ、実物のHikkiを目にしないからこそやきもきし一喜一憂するのがリアルでは参加しなくてもデジタルで見守っている人のいつもの態度だったといえる。画面しか見てないのにツアーが終わったらリアルにほっと胸を撫で下ろしたりするのが日常というか、いつもの事だったのだ。

それが、今回は息つく暇もない。戸惑いは大きい。ボヘサマが終わった2000年はそのままヒカルは大学に入ったし(9月入学なのだ)、2004年のヒカルの5は全米デビュー盤制作に再び入るタイミングだった。シンコレはすぐ出たけど既発曲だけだったし、『誰かの願いが叶うころ』は2ヶ月半後にリリースされたけど、映画向けの特別感が強かった。2006年のウタユナなんか照實さん自ら「次何するか思案する時が来た」と白紙を強調するほどだったんだ。2010年の『In The Flesh』なんかもう何にもなかったし『WILD LIFE』に至ってはそこで途切れる宣言だった。どのツアー後も一旦“呆けられる”時間があったのだ。

それが今回は、終わって2時間半で新情報連発である。気持ちも身体も慣れてないっての。今回も、ネットを通じて見守ってくれていた人たちが多かった訳だが、その人達も面食らったのは間違いないだろう。寧ろこれがツアーリアルタイム初体験の人達の方がまだ素直に事態を受け容れられているかもしれない。

今回のツアーではヒカルがMCで『初めて私に会った人ー?』と訊くのが恒例になっていて、その都度聴衆の殆どが手を挙げるという事態なのだ今は。かなりの数の「ツアーリアルタイム初体験」のファンが居て、更にそちらがメインになりつつあって、そちらをメインターゲットにプロモーションが展開されていくのも無理はない雰囲気になっている。遂に新曲まで即日ストリーミングに乗せるようになったのもその一環だろう。

まだ興奮に包まれている為感覚が鈍っているが、古参ファンは徐々に“寂しさ”みたいなものを感じ始めるかもしれない。アナログ盤もリリースされるといったって、それも新世代のレトロ感覚をアテにしてのことだろう。CDでリリースされるのは、だからこそ救いだよね。外側のシュリンクビニールをツリツリ剥いて開封する時を心して待つことにしましょうか。次があるかなんてわかんないんだからね。