無意識日記々

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エモーショナルな泣き虫ヒカルたん

そうか~『ヒカルの5』から15年か。あの時最終日のアンコールで泣き出しちゃって一旦ひっこんだのはいい思い出。

『Laughter in the Dark Tour 2018』では、結局、間違えて歌い直すのはあっても泣き出して中断はなかったようで。でも、自分の場合は2日目の公演を見た訳だけど、油断したら今にも泣きそうな感じが漂っていたようにも思うので、変わらないといえば変わらないというか。21歳と35歳で変わらないと言われてもどう取ればいいかよくわかんないけど。

そういうエモーショナルで泣き虫なヒカルたんとドライで音楽的なセットリストとの乖離については「なりくんがセトリを作った」事が判明してあっさり解決した。そりゃズレるわな。

もし彼が20年来の宇多田ヒカルファンだったとすれば泣き虫たんの波長と合うセトリも作ったのだろうが、彼は復帰後のタイミングで恐らく沖田さんの紹介で知り合った感じなので、勿論有名アーティストとして知ってはいただろうけれど、特別宇多田ヒカルに思い入れがあった訳でもなかったんだろうな。だから彼は目の前にある音楽に焦点を当てた。それはそれでいい判断だったと思う。

人によっては複雑な感情を抱くかもしれないが、しかし、こうやって楽しませてくれたセットリストに私個人は不満はない。評価は今まで書いてきた通りで変わらない。しかし、その解釈は大幅に変更を迫られる事となった。

それに、乖離自体が解消された訳ではない。依然それはそこに在って、とはいえ誰を苛むのでもない。正直感情の行き所に困る。その程度といえばその程度だけれど。

20周年イヤーはまだ続いている訳で、2018年12月9日日曜日はツアーのゴールであると共にアニバーサリー・イヤーのスタートだった。オフィシャルはすかさず翌10日月曜日からニューEPの一部解禁を以て攻勢を掛け始めた。ライブ中に何度も『20周年』『8年ぶり』を繰り返した泣き虫ちゃんが感じていた感慨を我々が噛み締めれる時間はまだまだある。そうこうしてるうちにまたオフィシャルから新情報があるかもしれない。あんまりのんびりとはしていられないかもね。でも私は全力でのんびりしますよっと。