無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

アナログ信仰そんなの“迷信”?

土曜日のトークセッションは、その殆どを沖田ディレクターが取り仕切ってそこに半分隠居気分の三宅Pが茶々を入れ要所で小森君がボソッと発言するというスタイルで1時間余り執り行われた。基本は現地でアナログとハイレゾの試聴をしましょうの会ということで質疑応答なども無く、そこまでぶっちゃけた曝露話もなかった。沖田さんが「SNSに書かないで下さいね」と言ったネタも某海外の伝説的歌手のアルバムのサウンドクォリティーに苦言を呈しただけの話で、「それでどうやって炎上させればいいんだよ」とこちらが妙な怒りを抱く始末。幾ら何でも慎重過ぎだろとは思うものの、上に立つ人間としてはそれくらいで丁度いいのかもしれないね。

トークセッションは基本今述べた通りアナログの音質とハイレゾの音質を聴き較べて感想を言い合うというのに終始して読者の期待するような「レコーディング中のHikkiの様子」みたいな話はあまり聞かれず。沖田さんが「クリス・デイヴは今いちばんギャラの高いドラマーで、彼をわざわざアメリカからイギリスまで飛行機代払って呼んで演奏してもらったのにヒカルが全没にした時には頭を抱えた。」という(既出の)話は同情を誘ったものの「そういう決断ができるのが名プロデューサー」とディレクターとして男気のある発言をしてヒカルを今まで支えてきた矜恃をみせたところなどは格好良かったけれども、まぁでもそれもそんな感じだよねこの20年、という感想だった。

巷に溢れるアナログ信仰は私としては迷信めいて捉えるところがなきにしもあらずなんだが実際に聴いてみると…という話は長くなるのでまた今度稿を改めて。