無意識日記々

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ドSヒカルの餌食・エンジニアの小森くん

小森くんの言ってた「『初恋』ラスサビに足したシンセベース」をチェックしてみた。なるほど、中央に新しい低音が鳴ってるね。これ、コントラバスの音域内だからとそんなに意識して聴いてなかったけど、耳を傾けてみたら自然減衰が聞き取れない。電子楽器なんだねぇ。いやぁ、気づいていなかったよ。

ポップスたるもの注釈や標題抜きで楽しめないと話にならない訳だが、ハイレゾアナログトークセッションに赴く人間なんて大体マニアな訳で、こういった細かい指摘は本当に有り難い。行った甲斐があるというもの。1時間という枠ではなかなか具体論まで踏み込めないし概要や感覚をまず大雑把にでも伝えるのは正解だとは思うけれど、いざ振り返ってみるのこういう対象のハッキリとしたトークの方が後味を残す。神は細部に宿るのだ。大袈裟ね。

しかし小森くん、兎に角喋らない。自分から絡んでいった場面あったっけ? 全部沖田さんと三宅Pから水を向けられての発言だったような。あんまりにも喋らないので聴いてる途中からこころのうちで「あれじゃ“くちごもりくん”だ」とか呟いていた事はここだけの話にしておいて欲しいんだが聞けば今現在33歳。2006~7年頃にはもうBunkamuraスタジオでアシスタントをしていたというから20歳そこそこでヒカルと同じ職場で仕事をしていた訳だ。ガチのエリートじゃん。当時は数少ないヒカルより年下のスタッフということで随分かわいがられていた(イジられていた)のよね~というのが今までの認識であったが、あぁこれは本人のキャラのせいもあったのかな、という感じもしてきた。ドSのヒカルさんからすれば格好の餌食ですね彼は。

とはいうものの発言自体は言葉に詰まる事もなく内容を簡潔に的確に纏めていてコミュ症とかの類では全然なく。エンジニアがコミュニケーション下手だったら仕事にならんだろうからそりゃそうなんだろうが、くちごもりくんではあってもひきこもりくんではなかった訳だ。あれなら今後もどんどんトークセッションの類に出てきて貰った方がよさそう。自分は初めてお目にかかったのだけれど彼はこの類のイベントこれが初参加でもないんだし。沖田さんとがっつりニコ生でもポッドキャストでも何でもレコーディング裏話なんかを披露してくれたら嬉しいなと思う次第であります。