無意識日記々

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サブスク・ミスマッチ

よくわからないがSpotifyのバイラルチャートで『Face My Fears』が好調のようだ。アメリカで5位だとか欧州各国でも一桁のランクなんですと。サブスクのランキングの算出方法はサッパリ知らないが、今後は知らないのが普通になるのかもしんないし気にしなくていいかなそれは。

ただ、わかっているのは、今までも触れてきた通り発売後の動きが重要になることだ。CD時代のプロモーションは兎に角発売日にピークをもってくることが求められた。更に、渋谷で売れればそれが全国に発信される。即ち、発売日の渋谷で沢山売れるような“一極集中型”の売り方がメジャーレーベルの戦略だった。20年以上前の話である。

今は、発売後に、世界中のあらゆる場所で毎日々々聴かれていくことが求められる。日本でいえば、昨年の米津玄師やあいみょんみたいに話題が話題を呼びクチコミが途絶えないことが肝要となる。

旧来なら、毎日のようにメッセを更新する宇多田ヒカルはこの時代にピッタリフィットするアーティストだった。メッセをひとつ書けばワイドショーでもスポーツ紙でも取り上げられる。今はそこまではいかないにしても、一部のウェブメディアはそれでも手薬煉引いて待っている。

だが、御存知のように今のヒカルはTwitterですら時折思い出したようにボソッと呟く感じで往年のような積極性はない。別に曲の宣伝をする必要はなくただ名前が出さえすれば何とかなるものなのだが、それが今のスタンスなのだから変えて欲しいと言いたい訳でもなく、ただ、あの頃の頻度で今メッセージを発信したとしたらどれくらいサブスクに影響があるのかなとちょっと考えてしまった、という話。関心を引き続け日々の中で楽曲に触れて貰える時間に気づかせる。それが日常になればまた意識も変わるかもしれないけどね。