無意識日記々

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来年公開予定なのか…

「シン・エヴァ」って2020年公開予定になってるのよね。実は2020年37月でしたみたいなことにはならないのよね? もう来年なのです。

今回もヒカルが主題歌を担当するのだろうし今やそこに何の不安も心配も疑問もなく、ただただただただ楽しみなだけだが、映画本編の方には一抹の不安がある。この時代に「エヴァンゲリオン」の居場所はあるのやら?とついつい思ってしまうのだ。

ヒカルはエヴァを「ダシ(出汁)」だと言い切った。物語の旨味を抽出しきっているという意味だろうが、その発言から干支が一回りし、アニメーション及びアニメーション映画は格段の進歩を遂げた。今この世で、エヴァの特異性は輝けるのか?

旧世紀の時点では他の追随を許さぬほど個性的だったが、その後に自ら影響を与えた後続たちが市場を一気に活性化し、一方で本家は新世紀で喝采と迷走を同居させるというある意味“らしい”展開を見せた。

エヴァのような作品は人生の意味を問う。一方で現代のアニメーション及びアニメーション映画は娯楽としての洗練を続けている。特に日本では特定の思想・信条に偏った作品は好まない。そういう世情ではなんだか隙間がなさそうに感じられる。

旧世紀に感銘を受けた世代を取り込めればよい? 否、やはりエヴァにはその時代の“14歳”に響いて欲しい。それが私の願いなのよさ。

とすれば、私はヒカルにも“14歳に響く歌”を求めている訳だ。十代のファンを確実に増やす中その時の心境になって、いやさなりきって名曲を書くか。何しろ『Beautiful World』と『桜流し』の次に来る歌なのだ。生半可は通用しない。だからヒカルに気合を入れろと言っているのでなく、そういう優れた歌が来るのは確定なんだから本編頑張ってくださいよ庵野さん、と言いたいのだよね。また「Casshern」の時みたいに「エンドロールはよかった」とか言われないようにしないとね。さて、どうなるでしょうかな。