無意識日記々

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続けたくても無理な場合ばかりなのに贅沢な話だ

改編期という事もあって今まで聴いてきたラジオ番組が2つも3つも終わっていくのはまぁ寂しい限りなのだけれど流石に大人なので慣れてるっちゃ慣れてるわね。

『TRES BIEN! BOHEMIAN』やKUMA POWER HOUR』が復活したらな~、とは毎度思うものの、なんだろうね、あの、今や当たり前となったヒカルの「できる範囲は全部自分でやらないと気が済まない」主義が軟化しないと無理だろうねぇ。熊淡んときは余りに完パケ主義が過ぎたのか複数回飛ばした。月1一時間の番組が何度も納品出来ないってなかなかないよ? それもこれもジングルの作曲から編集から何から何まで自分でやっていたからだわな。

Hikki's Sweet&Sour』の音源を聴くと全くそんなことはない。女子高生が放課後フラリとラジオ局にやってきて好き勝手喋って自分が聴きたい曲かけて帰っていくような、そんな気軽なイメージだ。当時は制作面でもヒカルはプロデューサーではなくただのシンガーソングライターだった。それがラジオ番組にも表れていたのだ。

ヒカルがコンスタントにラジオ番組をやるには昔のその「フラッとラジオ局にやってきて好き勝手喋って帰る」のスタイルを取り戻す必要があるかもしれない。しかし、今更そんなことをするかというと、無さそうだよね。

ならば自分でプロデュースしてよいからもっと沢山のスタッフや出演者と共に番組制作するのはどうか。音楽制作面でも、アルバム『初恋』では全12曲中独力で仕上げたのは『残り香』1曲のみ、他11曲は何らかの方法で誰かの手を借りて仕上げていた。その時の音楽制作でのアティテュードがラジオ番組制作にも反映されるなら今こそ様々な人たちの手を借りてラジオをやるべきなんじゃないの。

ただ、スタッフは兎も角出演者となると人選が難しい。なりくんと仲良く喋ってて楽しそうだな~とこっちが思っている間に彼の好感度が落ちていった例を挙げるまでもなく、余程の事がない限りヒカルの1人喋りラジオが求められる事だろう。例えば今以て好感度の高いピースの又吉直樹がヒカルと2人でラジオをする、と聴いても眉をひそめる人が結構多いのではないか。1回限りのゲストならまだしもね。

そうなると月替わり週替わりで照實さんや梶さんや沖田さんや三宅さんといった「ほぼ身内」の面々との無難なトーク位しか残らんよな。まぁそれでいちばん面白くなるのはヒカルのSっ気が全開になるであろう小森くん回なのだが彼の知名度でラジオに出て受け入れられるかというと疑問だ。内輪ウケは宇多田ヒカルに似合わない。息子が大きくなってラジオで喋れるようになったらお母さんの恥ずかしい話を生放送で曝露しまくるとか期待したいんだけどそれも何年先になるのやら。そもそも彼が業界人にならんといかんしな。

むぁそういう益体のない事を考えつつスペシャルでいいので次のラジオ番組の放送を楽しみに待つ春の改編期でしたとさ。いつになるやらだけどね毎度の事乍ら。