無意識日記々

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ふっとゆらいだりゆるんだりゆるしたり

Addicted To You (Underwater Mix)』を聴いていたらふと、「そういや昔西野カナコピペってあったな~」と思い出したのでちょっと検索してみた。

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「会いたくて会いたくて震えるのが西野カナ

会いたくて会えないから私だけを見てほしいのが加藤ミリヤ

会いたくて会いたくてせめて声が聞きたくて用もなく電話するのが浜崎あゆみ

今すぐ会いたい今会いたいそんな言葉だけ並べたのが大塚愛

会いたいよ会いたい君にこれからも忘れられないのが倖田來未

会いたくて君の好きな歌を繰り返したのがUVERworld

会いたかったのがAKB48

会いたくて会いたくて会ったらすぐにスケベをするのが井脇ノブ子

会いたいのにいつもうまくいかないのがL’Arc-en-Ciel

会いたくて愛おしくて触れたくて苦しくて届かない伝わらない叶わないのがJanne Da Arc

会いたい会いたい気持ち抑えられないのがAcid Black Cherry

会いたいのに会えなくて会えないから夢を見たのがナイトメア

会いたいよ会いたいよ君の肩で眠りたいのがガゼット

会いたくて会えなくて長すぎる夜に光を探してるのがGLAY

会いたいから会えない夜にはあなたを思うほど Uh UhするのもGLAY

会いたくて会えなくて揺れまどうけれど目覚めた翼は消せないのがラルク

会いたくて会えなくて唇噛み締めるのがEXILE

会いたくて会いたくて涙が止まらない夜なのが岡本真夜

会いたくて会いたくて素直な自分でいつもいられないのがLINDBERG

会いたくて会いたくて眠れぬ夜にあなたのぬくもりを思い出すのが松田聖子

別に会う必要なんてないのが宇多田」

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こんなに長いんだ(笑)。Twitterでは140字までだからね~。

勿論ファンの皆様は御存知の通り、本当の『Addicted To You』は

『別に会う必要なんて無い』

『毎日話す必要なんて無い』

『変わらない愛情なんて無い』

『どこまでも続く道じゃない』

『会えないからって死ぬわけじゃない』

とひたすらツンを繰り返した挙げ句に漸く

『だけどそれじゃ苦しくて』

『毎日会いたくて』

とこれでもかとデレてくるツンデレソングだ。ただ、それでもこの後のサビは『君にAddictedかも』と断定せずに終わっていく。ある意味自分の本当の感情に認識が追いついていっていないからこそのこよ『かも』なのだろうが、それが楽曲の最後の最後で漸く『I think I'm addicted to you』と現状を肯定する所まで行き着くのだ。ツンからやや戸惑いのデレ、そして確信的なデレに到るというのが『Addicted To You』の歌詞の構成である。二段構え(三段構え?)になっているのだ。

こういう、曲のタイトルを言うのを最後の最後まで引っ張る曲というのはヒカルには珍しいような気がする。『初恋』みたいにサビの最後にっていう例はあるけれど、曲の最後の最後まで強がり続けるってなかなかないんじゃ?

ヒカルの歌詞は「強がってる人がある時々ふっと揺るいだり緩んだり許したりする」展開が王道だ。今言った『初恋』もそうだし『虹色バス』とか『In My Room』とか『Give Me A Reason』とか枚挙に暇がない。その中でも『Addicted To You』は最も“強がりがしつこかった曲”な訳だ。まさに17歳の頃の尖っていたヒカルさんならではの歌詞。もしかしたら今ライブで歌うときに最も感情移入し難い歌かもわかんないね。そのうち聴いてみたいもんだわ。