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(前略)
すると、その直後のニュース。またもや揺れてる揺れてる!一つの国家が揺れてる!ユーゴの国民が革命を起こしたよ!!すこぶる心を震わす映像で、現地のレポーターも大泣きしたって言ってて、もうわしも大泣き・・・なんでおまえが泣くんだっユーゴの人達につっこまれそうなんですけど(笑)
この掲示板では政治的な発言は避けてきたつもりだけど、これはどうしても書きたかったのです。いやあ人間ってすごいなぁ!!!政府と戦うなんて半端無い勇気だよね。信じる気持ちってすごいなぁ!「催涙ガスをものともせず立ち向かっています!この勝利と感動の涙を流していない者はいません!!」とレポーターさんも熱く語っていました。
(後略)
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…以上、2000年10月6日の『Message from Hikki』から抜粋した。ユーゴ市民革命の成就を讃えるメッセージ。こんなの今書けるかなぁと思うとちょっと切なくなるね。ネットの状況が変わっちゃったな。
ヒカルはハッキリと『この掲示板では政治的な発言は避けてきたつもり』と書いている。掲示板ってのは、『Message from Hikki』の書き込み方が掲示板方式だってだけで我々には関係ない(笑)。兎に角、当時ですら政治的発言は控えるべきだとされていた訳だ。今は尚更だろう。
従って、「成就する革命もあれば潰されるデモもある」なんてことを今のヒカルが書けるわけもないのだが、間違いなく注視していることだろう。ユーゴ市民革命に対してこれだけテンションが上がっていた人なのだ。憤りも人一倍だ。
…当地は『Addicted To You』のプロモーション・ビデオの撮影地ということでヒカルにもゆかりがある。撮影から日本に帰ってきてすぐのメッセで『すごく好きになっちゃった♪』とも書いている。関心が無い訳がない。しかし、だからこそおいそれとは書けないだろう、何も。本当に難しいことだと思う。言いたいことも言えないこんな世の中じゃPOISONって歌いたくなるよな反町隆史じゃなくても。なので、ヒカルが黙っていたとしてもそれは無関心でも無知でもない。ただ黙っているだけなのだ。それも行動の、言動の選択である。尊重したい。
勿論、何か言ってくれても構わないのだけどね。何の話かわからない人は…えぇっと、ごめんね。