無意識日記々

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やっと売上指標の終着駅が、見えてきた…?

おぉ、『あなた』の有料配信がプラチナ認定とな。めでたいな。25万ダウンロードか。じわじわと売れているんだねぇ。

『あなた』は『Laughter in the Dark Tour 2018』のオープニングを飾る楽曲だ。アカペラで始まる為印象も際立っている。最近のエムオン!やスカパー!での放映を観た人が買ってくれているのかな。だとすれば来週映像商品が発売されたらまた売れるかもしんないね。どれくらい売れたかを知りたくても、次の認定はダブル・プラチナだから何年後になるやらなんだけどね…。

しかし、本当の問題はここからのストリーミングの普及度だわな。今後どこまで有料配信販売の数字がキープされていくか。ストリーミングの再生回数が指標のメインになるのはいつになるやら。日本はそこがアメリカなどに較べて鈍い。

Flavor Of Life』以降の着うた配信やらダウンロード販売やらの多様な売り方を反映してアルバム『HEART STATION』では「2000万ユニット突破!」という言い方が編み出された。ガラケーでの着うた&着うたフル、スマホやパソコンでのダウンロード販売、それにCDの売上を全部合わせた数字に意味を持たせたくて“ユニット”という風に呼んだ訳だ。

それから8年後の『Fantome』では「CD出荷数と配信販売数合わせてミリオン突破!」という記事が出た。梶さん毎回よく考えるなぁと感心したものだ。

こういう複合的な数え方が時代毎にすぐ移り変わっていくことで、こちらは違う時代のヒット曲同士の売れ方を比較検討することが出来なくなっている。『あなた』が25万ユニットダウンロードされたからといってそれが多いのやら少ないのやらさっぱりわからない。『あなた』みたいなCDアルバムで既に売れてる曲だと余計にな。

これが、サブスクリプション/ストリーミングに到って漸く、ようやっと「再生回数/再生時間」に統一されるとすれば有り難い。これ以上わかりやすい指標もないだろう。ここから先って何かあるかなぁ。思いつかないや。まぁ、それが評価できるようになるのも、音楽リスナーの大半がストリーミング常習者になってからなんだけど。少なくとも、日本では、まだまだ先が長そうだわさ…。