無意識日記々

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当たるも八卦当たらぬも八卦とは言うけれど

顔認証技術の見事さは裸婦抱くに当選して現地に行った人は御存知かと思う。今後も同じ手続きを使う可能性は高い。

逆に顔認証を前提とした様々なアプローチも考えられる。今迄現場の混乱を考慮して没になってきた企画が“復活”する事もあるかもしれない。

例えば『スナックひかる』を定期的に開く事も出来るだろう。“Unplugged”だね。抽選で顔認証であれば転売は不可能。どんどんやっていい気がする。“armed stalkers”の排除も出来ていれば有り難い。ブラックリストってヤツだね。あたし既に載ってやしないだろうな…insane peopleの方で…。それはさておき。

問題なのはそういった安全面や運営手腕よりファンの感情の方だろう。ヒカルは敏感だ。難しいところだが、どうせ歌うならひとりでも多くの人達に聴いて貰いたい、となりそうではある。スナックひかるだと一度に数百人程度にしか聴いて貰えない。それは確かに、スペシャルではあるが、偉大なる一世一代のアーティストの限りある人生の使い方としてはどうなのか一考の余地がある。

自分としては、裸婦抱くですら外れた人が居るんだからどっちでもいいじゃん、という気はしている。全体の中の割合なんて関係ない。当人にとっては当たったか外れたかの二択でしかないのだ。行けたか行けなかったか、観れたか観れなかったか、聴けたか聴けなかったか。それだけなんだから当選確率の高低は云々しても仕方がない。それより、スナックひかるならそれを「特別な体験」と思ってくれる人は多い。それを重視するのも流儀としてはアリだろう。

私個人の考え方は根本的に変わっていない。コンサートは当日券でふらりと観れるのが理想だ。観たい人は全員観れる、ってのがね。今回の裸婦抱くはそうではなかった。外れて悔しい思いをした人が1人以上居るのだからそれは個々の問題としてはスナックひかると変わらない。いや寧ろ、「友達はみんな当たったのに自分だけ外れた」みたいなシチュエーションが頻出しているかもしれず、それだったらスナックひかるのように当選確率が天文学的に低い方がまだ諦めがつくんじゃないかと。自分だけお家でお留守番なんていうさみしい思いをせずに済むのだから。

人気が出過ぎた人の宿命か。正答は無い。ひとりひとりの声に耳を傾けつつ、その都度調整し続けるしかない。悔しさをバネにして前向きになれる人だって居るかもわかんないしね。また次のライブ・コンサート開催になった時に考えるとしましょうか。