無意識日記々

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Midnight Madness of Yuri Dancing

百合男子目線からすればですね、という話の途中でしたな。

今更なんだけどヒカルちん、ゆみちんと結婚できればよかったのにねって。同性婚が許されていない国なので仕方が無いけれど、二人が結婚していればあらゆることが丸く収まっていた気がする。

結婚って特段性的な関係が必要な訳では無いだろう。生殖が目的でなければ尚更だ。ただひたすらに、お互いが伴侶であると社会的に宣言できるのが大きいのだろうなと。ならば椎名林檎宇多田ヒカルが夫婦であると宣言できればこれは日本でも最強の、世界でも有数の傑出した音楽家カップルになってただろうなと。

ヒカルが離婚しているというのは一応確定情報として扱っていていいんだろうか。ならチャンスはあると思いたかったが一方のゆみちんの方は旦那様と今もって仲睦まじく今回の「浪漫と算盤」のミュージック・ビデオも彼の手によるもの。全く甚だしく妬ましい。

という怨念を胸に秘めて語る百合男子目線の話だ。心して聞くように。(つまりとても歪んでいるからまともに聞いちゃダメってことです)

今回のミュージック・ビデオ、何が問題って二人が決定的に見つめ合ってると確信できる場面がひとつも出てこないのだ。それぞれのカメラ目線のカットでは確かに相手を睨みつけ微笑みかけているようにもみえるが、果たしてその時相手も同じようにこちらを見て睨み返し微笑み返しているのだろうか。ひとつとして明らかではない。二人の横顔からのショットでも目線が絡み合いそうで絡まない。結果百合目線で最も美味しい「二人がお互いを見つめ合うシーン」がこのビデオにはない。本当にもどかしい。

これは旦那の陰謀なのではないだろうか。二人が見つめ合うショットを撮ってしまうと世界中に「椎名林檎×宇多田ヒカル」のカップリングがベスト・カップルなんだと知らしめてしまう結果となる。旦那としてはそれは面白くないどころかヒカルに嫁を寝盗られてしまうのではないかという疑心暗鬼まで生んでしまう。根も葉もない疑惑なのだがファインダー越しに覗くヒカルの表情にこれは落とされない訳が無いという確信が強まってしまい結果ゆみちんとヒカルちんはミュージック・ビデオの中ですらすれ違いのまま終えるように仕向けられてしまったのだ。男の嫉妬ってみっともないねぇ本当に。

……って、なんか今のセリフ、真っ先に自分自身に刺さったよ……。

という訳で椎名林檎の旦那の嫉妬がきっとタップリな「浪漫と算盤」のミュージックビデオ、皆さん今宵もたんまりと堪能してくださいなっと──あれ?もう誰も起きてないってか。それは失礼致しました。いやまぁ、深夜でないとこのノリでは日記は書けませんのですじゃ…(笑)。