無意識日記々

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どっちにしてもヨーコさん素敵でした

クィア・アイ」日本ミニシリーズ第1話を観た。ホスピスで働く女性の回ね。全4回11月1日から一挙配信なんだねぇ。分けて小出しにする訳じゃないのか。

で内容なんだが、看板に偽りありと言いますか。この1回だけで判断するのは早計とはいえクィア何も関係ねぇじゃねーかこのやろー。5人のプロフェッショナルがセラピスト/カウンセラーとして一人の女性の意識改革をお手伝いするという企画でした。

確かに5人のプロたちは物腰が柔らかで包容力がありユーモアに長けていて陽気でしかし仕事の話になると真剣な眼差しをする、なんだろう、ティピカルなイメージのゲイの皆さんなんだがそれってどうなの。まぁそういうもんなのかな。気にした方が負けか。全シリーズを見たらやっぱりクィア性的少数者全体を包括する用語、だそうです)ならではの視点が出てくるのだろうかね。

とタイトルへの不満はそんな感じで。番組は確かに面白い。アメリカのリアリティ番組らしい短いカット割りが途切れる事無く45分だか50分だかが過ぎてゆく。テレビ見慣れてないと疲れるよね。このテンポで興味を惹き続けないといけないのはとてもよくわかるのだが。観る気があるとやや煩わしい。

賑々しく、しかし相手への敬意をもってプロフェッショナルに徹する5人には非常に好感が持てる。こう言っては何だが、宇多田ヒカルファンと相性がよさそうだ。人の内面を改革する為にどのような技術的物理的なアプローチが有効なのかを熟知してはるわ。

ヒカルがこの番組をオススメした理由は何だろう? 最初タイトルと番組紹介記事を読んだ時点ではそれこそ性的少数者の皆さんへの愛を謳うのが主眼なのかなと思いかけもしたが、この番組(このエピソード)で展開されていたのは「人が自分自身を大切にする事の大切さを(優しく)訴える」事だった。それってつまり、誰かの手を借りたかどうかはさておいて、ヒカルが6年半の「人間活動」を通して実践してきたことそのものなんじゃないかなと。私はあの時期こういうことをしていたんだよ、っていうメッセージも込められてたんじゃないかと、まず1エピソードを観た私は思ったのでした。まぁヒカルが5人のプロを従えて過ごしてたという訳じゃあないでしょうが、それこそクィアの皆さんとの対話がいいカウンセリングになっていたとかそんな実体験も重ね合わせていたのかもね。

そんな感じなのでヒカルの「人間活動」がどのようなものであったかを知りたい人には、もしかしたらヒントになるんじゃないかと思いますので、Netflixに加入(無料お試し期間あるよ)して観てみるのもいいんじゃないでしょーか。まぁでも、ヒカルがこのエピソードでいちばんテンションが上がったのは、ヨーコさんがくまの着ぐるみを着て現れる所だった気もするけどねw