無意識日記々

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ジャケットの面白さが若干伝わり難い盤

一方、井上陽水トリビュートの方も発売まで2週間に迫っている。「みんなの陽水トリビュート」企画との兼ね合いも考えなければならないが、そろそろリーダートラックが公開になってもいい頃だ。

さて、ファン目線から離れて誰のパフォーマンスがリーダートラックになったらアルバムへの注目が集められるか、と考えた時それでもやっぱり「宇多田ヒカルの少年時代」がいちばん強力なのではないかと思えてくる。対抗馬はこれもやっぱり「椎名林檎のワインレッドの心」になりそうね。あとは「槇原敬之の夢の中へ」「福山雅治のリバーサイドホテル」も強い。ここらへんが看板曲になるか。本当なら「King Gnuの飾りじゃないのよ涙は」が引っ張っていってくれるのがいちばん面白いのだが、流石にハードルが高いかなー。なお個人的に聴いてみたいのは「ACIDMANの傘がない」だ。ダウナーで来るのかアッパーで来るのか見当がつかないが、どっちで来ても面白くなりそう。

結局、曲自体の知名度とアーティストの知名度の掛け算で考えちゃうとヒカルにゃ誰も敵わない。いちばん有名な曲をいちばん有名なアーティストが歌うという。うちらは17年前のパフォーマンスを知っているからその時のご縁からの選曲だと思いがちだが世間一般の受け止め方はそっち(“有名曲を有名人が歌う”)だろう。当然好評だろうが余りに王道過ぎて「そりゃそうだろ」とやけに自然にスルーされそうな気がしなくもない。「宇多田が唄えばそりゃ上手いだろ」っていうね。やっぱり『宇多田ヒカルのうた』の井上陽水みたいな……いやあそこまではやらなくてもいいけれど(笑)「ん?」と人の耳目を引く何かがあった方がいい。

果たしてヒカルがどういう選択をしているか。我々はそれを聴くのにあと半月待たねばならぬのか少しは早く聴けるのか。何れにせよそろそろ心の準備はしておいた方がよさそうだね。