無意識日記々

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火曜日の朝なので

あぁ、これ9年も前のツイートなのか。

@utadahikaru : 見たことないような立派なカニを前にして、「わ〜!!すごいイカ!!!」と叫んでしまいました クリスマスイヴぼんじゅーる(*´(エ)`)ノ posted at 2010/12/24/12:58:51

どうして貴女はこうまで優しいのか。特に意図はないのだろうけど、これを読んで妙に元気が出てきたのを思い出し、今も読み返して元気が少しだけ出ている。これがクリスマスイブの挨拶だなんてね。

ヒカルはカッコイイところからドジだったり天然だったりなところまで自在にキャラを出し入れ出来るから強い。作ってなくともその都度どの部分を発信するかくらいなら自然に調節出来る。イカとタコなら間違えてもカニとは間違えないだろうよ……と思いそうだけど、言葉を音で覚えてると「カ」の一文字に引っ張られる事は十二分に有り得る。

さて前からの続き。『称賛を信じるなら、酷評もまた信じなきゃいけない。』─又吉対談を読んでいてハッと気付かされた一文だ。ヒカルは徹底して正負に偏見がないな。それは今まで見てきた通りだけどそれ故に選択は殻に閉じ籠るか思い切って晒すかの二択になる。

『夢も現実も目を閉じれば同じ』

『ウソもホントウも口を閉じれば同じ』

『ウソもホントウも君がいるなら同じ』

『ウソもホントウも君がいないなら同じ』

それを踏まえると、これら『In My Room』の歌詞のヒカルの言いたい意味も又見えてくる。対談の時は称賛と酷評という対極だったが、夢と現実、ウソとホントウという対極もまたヒカルからすれば同じなのだ。自分から目を閉じ口を閉じて殻に閉じ籠ってしまえばどちらもなかったことになるので同じだし、そもそも自分以外の他の誰かが居るからそれら対極は分かち難くそこに在る、という。自然体であり過ぎるというか。確かに、フェイクネイルやカラーコンタクトやエクステンションやフェイクファーは似合わないわな。

ヒカルは目を閉じて総てを無かったことにするか、見開いて「君を見る」かのどちらかだ。時々こちらを見てくれた時には、上に引用したように、身を切ってでも(笑)こちらに笑顔と元気を生ませてくれる。だから、時おり黙りこくるのもまた必要なのだ。晩御飯のおかずにイカカニで悩む二択もあるだろうが、晩御飯を食べるか食べずに寝てやり過ごすかの二択もまたあるのですよ。こちらの朝はよく晴れてます。