無意識日記々

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20年代リスナーとしての宇多田ヒカル

ヒカルのその時々に聴いている音楽の趣味をできるだけこまめにアップデートしていたくってねぇ。最近何聴いてるかコメントあったかしらん。

今年から、あれだ、“20年代”っていうエラに入るわけだよね。うちら老人は、二十世紀後半の音楽を50's、60's、70's、80's、90'sという風に10年刻みで分けて捉えている。ロックファンとしては例えば50年代はロックン・ロールの勃興期でチャック・ベリーやリトル・リチャード、60年代はブリティッシュ・インベイジョンでザ・ビートルズやローリング・ストーン、ザ・フーキンクス、クリームなど。70年代はレッド・ツェッペリンブラック・サバスなどのHR/HMピンク・フロイドキング・クリムゾンなどのプログレッシブ・ロック、80年代は……などという風に続いていく。別に10年刻みに何の根拠もないのだが、そういう風に捉えている事は事実なのだ。

ヒカルは早熟だったからまだ小学校低学年だった90年代初めからリアルタイムの音楽を聴いて育っている。再放送された『Hikki's Sweet & Sour』を聴けば、その頃の音楽にどっぷり嵌っていた事が伺える選曲を連発していた。所謂ヒップホップ/ソウルにR&Bに、ってやつだね。

これが『トレビアン・ボヘミアン』になると邦楽も加えた多岐に渡る選曲を見せるようになる。その、雑駁な多様性は、今思えば00年代のスタートに相応しいものだった。後付けの感想だけどね。そして2013年の『KUMA POWER HOUR』では更に幅を広げた選曲と共に自身のアイデンティティとしてスコットランド的なサウンドを挙げるなどかなり深堀りした内容になっていく。

そしてもう今は2020年代だ。そろそろヒカルが「今何を聴いているか」を知りたくなってきた。いや毎日知りたいんだけどね。2003年にベスト・アルバムに選んだアーティストのドラマーと翌2004年には自身の作品で共演していたりと、その時々に聴いている音楽をチェックさせて貰えるとその後のヒカルの音楽的展開にもついていきやすいですし。最近だとロンドンでカマシ・ワシントンのライブに行ったとか、その程度の情報しかないかな? なんか忘れてる気もするけれど、そういった諸々も含めて、リスナーとしての宇多田ヒカルのイメージのアップデートをさせて欲しいのだった。まぁ、紹介してくれたからといってこちらがそれを気に入るとは限らないのだけれど、知っているだけでも随分違うのだ。まー要するに、あれだ、またラジオやってねといういつもの願望を書き綴っただけだったね今夜も。あはは。