無意識日記々

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浪漫と論語と算盤と

論語といえば『浪漫と算盤』も思い出される。こちらは直接的ではなくて、まず朝の連続テレビ小説「あさが来た」で有名になった(のかなぁ? 三宅裕司だからな……)新札の肖像画でもお馴染みの(でもないか、まだ先だもんね)渋沢栄一の著書に「論語と算盤」というのがあって、それに準えて『浪漫と算盤』というタイトルが生まれた訳ですね。論語は間接的な役割。

これにはヒカルの影響がどれくらいあったのか。同曲発売時の椎名林檎嬢のコメントを引用しよう。

─── 或る日ヒカル氏が「それはゆみちん(椎名のこと)ならうまいこと書きそう」などと共通の知人らと話していたらしいテーマが「ロマンとソロバン」でした。半年ほどまえ小耳に挟んで以来「受けて立とうぞ」と力み続けた結果、仕上がったのがこの作品です。唄うのにやや照れました。

ふむ、そもそもヒカルがコンセプトを持ち込んだことになっているのだな。発売時から半年前というと2019年5月とか6月とかか。「共通の知人らと話していたらしい」という言い方がポイントで、当初は林檎嬢は蚊帳の外だったのか。つまり、『パクチーの唄』同様、ここ暫くヒカルが孔子に(或いは論語に)傾倒していて、その流れで『浪漫と算盤』も生まれたと見てもよさそうだなと。共通の知人らというのがどなたらなのかも気になりますが。またヒカル関連の楽曲で何かいわくありげな歌詞やタイトルが出てきたら孔子について検索してみるのもいいかもしれませんね。