無意識日記々

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迎合と斟酌は紙一重

9年前の311の時は緊急事態ということでヒカルもインフルエンサーの立場を活用すべく様々な情報をリツイートしていた。考えてみればヒカルがTwitterを始めて半年の頃で、2ちゃんねるならまだROMってろと言われる段階。とはいえ『Message from Hikki』で鍛え抜かれていたヒカルさんは瞬く間に使いこなしていったのだけれど、今考えると、あのタイミングで発信をTwitterに変えていたのはよりよい判断だったなということになる。より広範なリーチを獲得していた分ね。

今後SNSが(SNSという枠組み自体も)どうなるかはわからないが、InstagramだろうがFacebookだろうが、ヒカルが広範に影響を与えられる立場にいる事に変わりはないだろう。

今結構沈黙を守ってるのは、単純に、日本に住んでいないからだろうかな。9年前はヒカルも被災者だった。実際に地震に揺られたのだ。今は当事者ではない……とはいえ、イギリスもいつどうなるかはわかんないけどね。幾ら説得力のある言説を説いた所で「安全圏から何言ってるの」と言われかねない。まぁ多分、それを言ってる人の方が遥かに安全な場所に居そうだけども。

こちらとしては全く無関係な剽軽ツイートでもして和ませて貰いたいところだが、日本伝統の不謹慎症候群の皆さんにセンス・オブ・ユーモアは通じないだろうしな。彼らも「平時」から「今日死んだ人やそのご遺族の事も考えろ」と毎日々々世の中の全員に噛み付き続けているのなら尊敬するんだが、やってる人見たことないわ。あたしの視野が狭いだけかな。

……なんて風に書くと、なんだかあたしも自粛を促してるようで気分が悪い。迎合と斟酌って紙一重だね。「相手のことを思って」がどれだけ負担に、攻撃になるかちゃんと考えないとだわ。なので東京事変が公演催行した時には躊躇わずに称賛したし、今後どれだけ状況が変わろうとも、弱いものいじめを是とする風潮に異を唱え続けるこの態度は変えない。そう決めてます。