無意識日記々

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ドラマの原作漫画を読んでみたよ

「美食探偵 明智五郎」の第一巻を読んでみた。作風に関してはまだ模索中という感じでこれだけで評価を下すのは躊躇うけれども、少なくとも前以てこの漫画を読んでいたとしてもヒカルが主題歌を充てるだろうとは夢にも思わなかっただろう。つい昨日推理物と書いてしまったが、今のところ探偵物ではあっても推理物ではない。マーガレットの読者層がどんなのかは把握していないが、ドラマ上で考えると小林苺役の小芝風花がどれだけ視聴者と共感し合えるかが鍵になりそうだ。そこの演出面次第かな視聴率は。主演の中村倫也に関してはあたし彼の演技を見た事ない(たぶん)から何とも言えないのだけど、この主役ならファンが多ければどうとでもなるだろう。

だがそういった感想を全部吹っ飛ばすほどにマリア・マグダラ役の小池栄子が“そのまんま”だ。放送が始まったら彼女が全部持っていきそう。そもそもこのキャラのキャラデザ、小池栄子が元ネタなんでないの? つまり、本人役だろ。合うに決まっとろうが。彼女は演技力もあるし、まぁ実質主役ですよねこれ。彼女の一人舞台になりそうよ。

という第一巻の感想から主題歌『Time』について予想を始めるとするならまず最初のポイントは「歌詞を誰目線で書いているか」になろう。明智五郎なのか小林苺なのかマリアなのかはたまた視聴者目線なのか。

どうも、番組サイトやニュース記事他でのヒカルのアー写が気になっててな。ロンドンの事情でフォトセッションが中止になり新しい宣材が間に合わなかった、というのはありそうだしそれなら使い回しも致し方ないとは思うものの、よりによって最近の中でもいちばんセクシー路線なアレを採用するというのは、つまり、ヒカルが書いた『Time』が主にマリアの主観目線で描かれてるのではないかという予感を喚起するのだ。背景も黒だしね。少なくとも、小芝風花の小林苺ではなさそうねという雰囲気は既に出し始めている。

勿論これも過度の勘繰りでしかなく、実際の曲調はPopですらあるのかもしれないが、今のところ、ヒカルのアー写の選択と小池栄子役のマリア・マグダラ、違った(笑)、小池栄子演じるところのマグダラのマリアのミステリアスで退廃的な雰囲気からして、結構神秘的で繊細で女性的な曲調になっているのではと感じさせる。二巻以降を読んだら感想が変わるかもしれないが、今んとこそんな感じです。