無意識日記々

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Has the time come to release "Time"?

例えば"The time has come."なんていうのは「時は来た」という風に「ちょうどよい頃合い」を指す。今まさに、『Time』というタイトルの曲を発表するのにちょうどよい頃合いになったということだろうか。

time will tell』は歌詞にもあるように「時間がたてばわかる」という意味だ。そう歌いながらデビューしてきた人が22年目にして『Time』というタイトルの曲をリリースしたのだからこちらとしては「時間がたった」即ち「何かがわかった」のだろうかという期待を抱かざるを得ない。或いは、勿論、「時間がたったけど結局まだまだわからずじまい」という結論でもいい。結論ってか途中経過報告だな。そういう過去とリンクした歌詞があるかも注目だね。

他方、前曲『Face My Fears (English Version)』の歌詞には『Won't be long』『Space』『A mile』など、空間的な属性をもった単語が居並んでいた事を思い出そう。しかしこれは、歌詞をよく吟味するとかなりの割合で時間的な属性について語っていたようにも思える。『A mile』などは『A mile, could you walk in my shoes?』という具合に「人生という長い時間を歩む」意味合いを示唆しているしね。『Time』は、この『Face My Fears (English Version)』に出てくる『Space』と対になったり共鳴し合ったりする意味なのではないかという予想も出来そうだ。

そんな感じなので、ヒカルにとって最も古い曲である『time will tell』から経った時間と、最も新しい曲である『Face My Fears』から受け取った『Space』という単語の両方を受けて『Time』という曲は生まれてきたのかなという気がしてならない。最早タイアップとか関係なさそうだけどそれはそれでいいよね。

しかし……とは言いながらやはりヒカルがこういうタイトルの曲をリリースしてくる以上、『Passion』/『Sanctuary』との共鳴性について考えてみないといけないよね。次回はその辺の話から。