無意識日記々

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リモートコントロール対談、とか

最近アーティストのインタビューもリモートが増えていて(というかそれが基本なのかな)自宅かどこかと繋いでインタビューアと話していたりするのだが、この状況、逆にヒカルさんにインタビュー申し込む絶好の機会なんじゃない?

普段だと「日本に居ないから」というのは凄く高いハードルになるし、なんだったら海外アーティスト同様(というか海外在住なんだから海外アーティストか)“プロモーション来日”ってヤツを設えてインタビューやら取材やらをセッティングするところなのだろう。一方で、なかなか電話インタビューとかSkypeインタビューというのは依頼も難しかったのでないか。なんか手抜きだとか思われそうで? ポテトサラダや冷凍餃子のツイートがバズる現代日本では如何にもありそうな気遣いだわね。

でも、今ならリモートという金科玉条があるから堂々とオンライン取材が申し込める。相手がロンドンだろうとご近所さんだろうと違いはない。新しいMVも発表されたとこだし、宇多田ヒカルにインタビューを申し込む媒体があってもいいのでは?

ここらへん、今の体制はどうなっているんだろうか。昔は松浦靖恵さんがオフィシャルライターとして代表取材を行っていたりしたが、最近は……全く露出が無い訳でもなく、かといって積極的に取材を受ける訳でもなく。と思ってたらテレビで仕事場を公開したりインスタライブで自宅を披露したりと唐突に今までなかなかやって来なかったあけっぴろげな所業に及ぶ。一言で言えば、自由だよねぇ。

こちらとしては、もう散々メディアに痛めつけられてトラウマを刻み込まれてきたのだからそういうのは手控えてくれて一向に構わない、とも思う一方、当然ながらヒカルの最新の言葉をまとめて何万字何万口も浴びれる時間は筆舌に尽くし難い訳で取材をやるんから是非にと熱望してしまうわけでそのジレンマはそうそう克服できないのだが、あれだね、こう、折角色んな事がリセットされているこの時期なのだからヒカルを駆り出すケースのプロモーション体制を一から再構築してしまっていいんじゃないでしょうか。

自分としては、浦沢対談や又吉対談、更にはインスタライブでのゲスト陣とのコミュニケーションをみるに、ヒカルが一方的に受け答えをするだけでない形式でもっと言葉が届いたらなと思ったりもする。昔からインディーズではスプリット・シングルといって複数のバンドの曲を同梱してお互いのファンに紹介し合う文化があるのだけれど、それをプロモーションにも適応して、ミュージシャン同士がトークを架け橋にお互いのリスナーに紹介し合う形式なんかをもっとシステマチックに構築してもいいんでないかなぁ、なんて。商売っ気も含めてなかなか反感を買わないセッティングは難しそうだが、化学反応の起こった時の対談というのは時に音楽以上にスリリングだ。色々試してみるのも、いいかもしれないよ。

まぁ、インスタライブで視聴者が直接質問をぶつけるアレがいちばん人気が高いかもしれませんがねー。