無意識日記々

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おうちカラオケ絶賛配信中!

そもそもなんで『甘いワナ』の話を始めたかといけば、『Forevermore』のおうちカラオケを聴いていたら『甘いワナ』のTV MIXを聴きたくなったからだったのだ。どちらも、ヒカルの曲には珍しくベースがドライビングしていてカッコイイ曲なんだよなぁ、ということで。

そうなのだ、すっかり触れ損ねていたが……いや、触れているつもりが全く話が横道に逸れていただけなのだが、『あなた』と『Forevermore』のおうちカラオケが絶賛配信中なのである。何度ツイートしてもハイパーリンクがデフォルメされてくれないのに悩みつつも、いやぁ、こうやって新しくカラオケ音源が公開されるって、本当にいいもんですねと。スタッフの皆さん、ありがとうありがとう。

で。そのカラオケに何故か薄らとヒカルの歌声が入っている、と指摘されて気がついた。図らずもバッチリとガイド・ヴォーカルの役割を果たしてくれていて幸運にも程があるのだが、これは多分単なる技術的な限界……というか、わざわざ手間を掛けなかっただけかもな。他のマイクに入っているヒカルの歌声なのだろう。

ステージ上の生楽器はなんだかんだでその場のマイクで音を拾う。で、キッチリとミキシングできるようにドラムライザーや弦楽器隊待機区域にはアクリル板が張り巡らされている。これによって他の楽器からの音を遮蔽してその該当楽器だけのサウンドをクリアに捉えることが出来るのだが、それでもヒカルの歌声だけはどこかのマイクが拾ってしまっていたのではなかろうか。声は小さいけれどホールエコーが掛かっているようでもあり、会場に響いたヒカルの歌声なのではという風にも思える。モニターは全員インイヤーだろうしね。

……って、あれ?これもしかして物凄くどうでもいい話?(笑) いやね、実際、こうやってヒカルの声がオフられた音源を聴いてると、あんた滅茶滅茶難しい歌歌ってんだねと今更乍改めて嘆息せざるを得なくてさ。普段からヒカルの歌を積極的に歌ってるファンはこぞってこのおうちカラオケ動画を鳴らしてせっせと合わせてるんだろうけど、いやはやあんたらも相当鍛えられてるよ。ガイド・ヴォーカルも無しにこんなん自分から歌い出すの至難の業だよ尊敬するわ。

なので、偶然かもしれないとはいえ、薄らファントームに(幻ちっくに)響くヒカルの歌声をこの辺(耳の端の方)に感じながらカラオケ音源を聴いていると……

……で、やっと本題なのですがw そう、聴いていて思ったのだが、『甘いワナ』と違って『Forevermore』の方はヴォーカル・ラインがリズムの中にあんまり組み込まれていないのな。『甘いワナ』のTV MIXを聴いていると、メインヴォーカルの不在によってリズム構成に穴が空く感じがするのだが、『Forevermore』の方はインスト陣の演奏のみでこれはこれでリズムが完結している。どちらも同じくベースラインがグルーヴィーにドライヴィングする二曲なんだけど、ヴォーカルとインストゥルメンタルの関係性がかなり異なる。そうか、最近のヒカルは歌詞の言葉の組み合わせでリズムの発露を促すようなアプローチをとってないんだな、アルバム『初恋』はアップテンポの曲が少ないせいか落ち着いた印象を受ける、なんて感想が散見されたのはそこらへんにも原因があるのかもしれないな、なんて思いましたとさという話だったのだ。随分脱線してたけど。

そこらへんのふんわりした感想を、もうちょい突き詰めてみるかどうかはまた次回以降の私の気まぐれ次第かなっと。