無意識日記々

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シン上・シン中・シン下?

シンエヴァのDパートが40分以上あるとか本編が6時間あるとか、テレビ放送開始25周年のタイミングで怪情報が出回っているのだけれど、そもそも本気で25年を総括─ちゃんと色々回収して終わらせようと思ったら6時間でも全然足りない訳でね。まぁいいんじゃないでしょうか。

しかし、6時間となると、もうまた三部作にして半年毎に上映とかにした方がいいのではないかなと思えてくる。そうなってくると俄然気になるのが、そう、主題歌の取り扱いだよね。シンエヴァ上・中・下があるとして(勝手に命名すな)、主題歌も三曲投入されたら二年間くらいお祭りテンションじゃないですか。主に我々が。

ヒカルとしても、これで終わりだというのなら気合いが更に入るだろう。そもそも、エヴァに関しては、ヒカルも後追いではあるけれど、(今となっては)結構早い段階で魅了されてDVDBOXを手に入れた(或いはもう当時の相方が持ってた)ので、その長年の思い入れに決着をつけるという意味でも三部作で三曲提供とかいうフォーマットは、忌避感を遥かに上回る「やってやるぜ」エモーションを喚起される案件になるんじゃないか。

25年、四半世紀ともなれば世相も随分変わっていてな。1995年というのは大地震とカルトテロという「一般庶民がそこまで警戒していなかった」日常の中での脅威というものを全国規模で知らしめられた年たった。「敵かどうかも分からない不気味な存在がひたすらこちらの基地を攻めてくる」というエヴァのコンセプトは新たな脅威に慄く当時の巷間の空気感に見事にフィットしたのだ。25年経った今もその影響は大きい。街中のゴミ箱は減ったままだし地震速報はいつだってけたたましい。

その空気感からの変遷を総括するとなればそれは一大事業なのだが、庵野貞本両君に果たしてどんな気負いと野望があるのやら。折角こうやって皆で引き篭って創作に没頭できる環境なのだからとことんまで作りこんでしまってもいいのかもしれない。まぁ勿論、現実的には今から三部作やったら赤字になりそうだし、ヒカルも複数曲なんて想定してなかったかもしれないし、私が言ってる事は絵空事に過ぎないのだけど、時間さえあれば三曲仕上げる事自体は可能なのだから、上映時期によっては現実味も……ないかな?(笑) ま、妄想するのはいつものように自由ってことで。