無意識日記々

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OneでLastなKissの筈

このSNS全盛の時代に、新曲発売の発表があったのに当の本人が48時間以上一切コメントを発さないだなんて事が普通あるのだろうか? 慣れっこになっちゃったからか感覚が麻痺していてよくわからないぜ。生存確認出来ればそれが至高なので…ってそれ新曲出てようが出てまいが変わらんな。

とはいえ、流石に今回ばかりはヒカルの熱い語りを期待したい。序からエヴァの一部になって早13年である。ヒカルは後追いだったとはいえエヴァが元々好き過ぎて雑誌のインタビューで暑苦しく語り過ぎた為にそれが庵野総監督の目に止まって主題歌を担当する事になったのだ。ヒカルのエヴァへの拘りと熱い語りは新曲と熱い語りはセットであって欲しい。今こそ『Message from Hikki』を更新する時じゃないだろうか!? でもきっとパスワード忘れててログイン出来ないとかになってるんだろうなぁアレ…。

ってもう今更メッセの更新なんて諦めた方がいいのかな…と呟こうとしてふと。そういえば"kiss goodbye"って言い回し、別れを告げるとか諦めるとか離れるとかの意味が派生するんだよね。"One Last Kiss"には、その"kiss goodbye"に近いニュアンスがあるのだろうか。

ちらっと触れたように、ヒカルはkissという語を別れの時に使う事も多々ある。『First Love』の最後のキスは失恋の印だし、『Goodbye Happiness』はタイトルや歌詞の通りInnocenceやHappinessに別れを告げる証だ。『Kiss & Cry』はそういうのではないが、これは元々フィギュア・スケート用語だからな。

我々は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」で前世紀から続くエヴァンゲリオンシリーズと別れる予定である。もう二度とあの世界線とは交われなくなる、はずだ。それを彩る別れの合図が『One Last Kiss』になるだろう、という風にやんわり思いながら映画と新曲を迎える。エンディングのニュアンスが大団円なのか悲劇なのかもわからないけれど、今後『One Last Kiss』を聴く度に「エヴァ終わっちゃったね」という感情が喚起される。とすると、『One』って何なのだろうか。最後にもう一度っていうその一度とは。

アルバム・タイトルとして『This Is The One』を採用した事があるのだから、ヒカルにとって『One』という語は『唯一無二の特別な何か』『「あ、これだ」と思えるもの』なのだと思う。その「特別さ」を与える何かがきっと歌には込められている。えぇっと、この歌はいつ聴けるのかな。待ち遠しいったらありゃしないぜ。