無意識日記々

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ひゃほーう/だそうです

『ひゃほーう』が固定された。ヒカルがやっとツイートしたな。

Twitterでの告知バランスは10年前の最初期から気を遣ってるところで、ミュージシャンのキャラクターを反映した評判戦略上これくらいだろうという感覚の元ずーっとこうやって来ているのでこれでやっと告知が行き届いたかなと。リスナーの方も、『一刻も早く』なんて層は極一部で、その殆どは「どうやら話題になっているらしいからチェックしてみようか」というのんびりした態度でいる。ヒカルのTwitterでのフォロワーは300万規模で、このうちフィジカルを買おうなんて物好きは1%にも満たないし、そんな層は大抵@hikki_staffもフォローしているのだから、こうやって日曜日の比較的のんびりした時間帯に投下するくらいでちょうどいい。

寧ろ、サブスクでの収益をある程度見込んでいるなら、リリース直後をもっと集中的に攻めた方がいいわけで。最近随分減ったが、ラジオで聴いていいなと思ってApple Musicに見に行ったらまだストリーミンクが始まってなくてライブラリに入れられず、そのまますっかり忘れて発売日を忘れる、なんてことがかなりあった。一度関心をひいたらその時に売り手側が「プッシュ権限」を獲得していないといけない。リリースは次から次へとあるのだから。先行シングルが出た時にアルバム全体の予約さえとりつけてしまえば、当日に自動ダウンロードさせてしまえるわけで、その時に「そういえば今日が発売日だったか」と思い出させれる。最近のサイクルってそんな感じでしょう。

なのにこれだけ大々的に告知したのは先週書いた通りフィジカルをかなり売る気で来ているからだ。

今回はジャケットもエヴァ尽くしということで、これも毎度の事だがアニメファンに対するグッズとしての展開も視野に入っている。アニメイトなんかで平積みしてもらう為にはアニメ絵ジャケットの方が何かと捗りやすい。アナログジャケットとなると尚更だ。目立ち方が違う。宇多田ヒカルの顔を出してアーティスト風を出すよりずっと好感を持たれる。それは『Beautiful World / Kiss & Cry』の控えめな立ち位置のジャケットからも瞭然だろう。グッズの一環として購入してもらう為には、これくらいやんないといけない。

とはいえ、エヴァの購買層なんて随分高齢の筈だから、果たしてどんな購買行動をとるかは未知数だ。値段はあまり関係ないかもしれない。欲しいと思って貰えるかどうか。出来ればアニメ絵をフィーチャーしたミュージック・ビデオのBlu-rayを同梱したかったところだが流石に無理だったかな。しかし、これから店舗独自特典なんかも更に展開されるかもしれないから、特に宇多田エヴァ両方に跨るコア層さん(なんだその虚無僧みたいな呼び方は)は重々承知の上頑張って下さいな。