無意識日記々

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ママがんばる

@utadahikaru : 今朝、5歳の息子が一人で歯を磨いて着替えてしかもパジャマも畳んで、私を起こしに来てくれた… ママがんばる

posted at 2021/1/10/20:17:11

このツイートが現時点で19.4万いいね。毎度Web記事に取り上げられてるけどまぁよく伸びてるねぇ。

一方固定ツイの新曲告知引用リツイートは3.9万いいね、ラジオ告知時間間違えあけましておめでとうツイートが2.3万いいねなのでまさに桁が違うというか。

つまり、ヒカルのミュージシャンとしての活動や出演情報より、ツイートとしてなんかほっこりするやつというのの方が遥かにニーズが高いわけだ。じゃあこれを組み合わせて息子を愛でる歌を歌ったら……って、もう『あなた』でやりましたねそうですね。

でもホント、これが「有名人としての役割」なのよね。何で有名になったかすら最早関係ないというか。勿論実際に活動を支えてるのはコンサートチケットを買うような層(今の時代「CDを買ってくれるような層」という言い方がアリなのかどうかわからない…)なので、そことは若干違うのかもしれないが、そもそも知名度があるということで取り上げられ目につき耳につき新しいファンを開拓していくものなので、無料消費ですらない層が耕すべき最大派閥というのはなかなかに大変な事だ。音楽を聴くことすらしないっていうね。

当然、ツイート単独で面白いというのも大事だ。告知ツイートってのはそこから先に面白いことがありますよというお知らせでしかなく、それ自体は別に面白くもない。勿論リンク先にはエヴァの本予告動画があって『One Last Kiss』の一部が聴けたりするのだがリンクというのは大昔から踏む人はアクセスの10分の1というのが相場だ。Twitterでインプレッションをチェックしてみてくれればなんとなくわかると思う。

そういう人たちにリーチする為にはまだまだ地上波テレビへの露出が必要なのだが今年ばかりはそれが物理的に無理なので結構新曲プロモには工夫が必要となるだろう。また自宅でミュージック・ビデオを……難しいか。なら今こそ“Fluximation”企画の復活を。出来上がった曲をクリエイターに渡してアニメーションなどの動画をつけてもらうUtadaの『EXODUS』で実施された企画だ。この時は全曲だった。今なら巣ごもりクリエイターがわんさといるので、簡易的なものであればオファーを受けてくれる人も出てくるのではないか。コンテスト形式にしてファンを巻き込むのもいいね。まぁでも、本人の動く動画にまさるものはありませんけれども。

いずれにせよ、音だけでなく、ヴィジュアル面でアピールできる素材を携えないと地上波テレビやYouTubeなどでのプロモーションは覚束無い。「有名人だから」という理由で耳目を引けるのだから、何かそれを活かす施策が求められるだろうよ。