無意識日記々

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この桜血飛沫が耳に入らぬか

今夜遂に『PINK BLOOD』初オンエア……というタイミングで、なんですか、『One Last Kiss』EPがオリコンチャートデイリーアルバムランキング4月10日付けで1位返り咲きですってか。推定売上枚数1384枚。

https://www.oricon.co.jp/rank/ja/d/2021-04-10/

ふむ、タイミング的には映画を観に行った人がエンディングに感動して、といったところでしょうか。興行収入70億突破のニュースも追い風になったのかな。昨日日曜日には庵野秀明総監督も出演した舞台挨拶生中継もあったりで、『One Last Kiss』EPももうひと伸びあるのかもわかりません。

その舞台挨拶で庵野秀明総監督が「エヴァはロボットアニメ」と言い切っちゃったそうな。ヲタクの息の根を止めにかかる(のだが逆に鍛える結果になりますますヲタクの濃度が増していくという)芸風はますます健在ですねぇ。これもまた話題になってよきかなよきかな。

そういう“前の曲”の話題がまだまだ尽きない中でこうやって更なる新曲『PINK BLOOD』の発表を迎えるのだから贅沢な話で。といっても我々は昨年、『Time』のリリースから僅か3週間余りで『誰にも言わない』を受け止めて生き残っているのでこれもなんとかなるだろうてさ。その上昨年は「五週連続インスタライブ」という昇天必至の企画も耐え抜いた訳で、我々もまた鍛えられていると言わざるを得ない。その分何も無い時の飢餓状態がキツくなるのだが、その禁断症状覚悟で今宵は新曲を迎え入れなくてはならないだろう。

さて曲調については既にアニメPVのバックで流れているサウンドで推し量れるし、公式からも今夜は「TVサイズ」で流される事がツイートされたので、あとは楽しむだけといいますか。歌詞が「不滅のあなたへ」にフィットしているのはもうわかったし─いや、聴く前からそこも大丈夫だろうとは思ってたし、なんだろな、素直にもう新曲を聴けることを心待ちにしておける心境といいますか。エヴァに対するようなプレッシャーもないし、アニメファンや原作ファンは概ね歓迎ムードなので、、、ある意味話題性がないのかも(笑)。

去年も『Time』の評判の割に『誰にも言わない』は話題にならなかったし、そういう波があるのも承知の上だわな。ただ、流石に今度ばかりはミュージック・ビデオ無しというのはやりづれぇ。『誰にも言わない』はギリギリCMソングということで音の鳴ってるYouTubeあるにはあったけど、NHKで放映されるアニメの主題歌だとなぁ。ダブルタイアップということもないと思うし、プロモーション訴求&遡及が限定的になる感じはあるかな。

と、いう周囲の状況とは別に、純粋な「宇多田ヒカルの新曲」としての期待度は非常に高い。メロディアスで内向的でシックでエモーショナルで切なくて。周囲の状況の分何も考えずに真正面から受け止められそうで、それはそれで貴重な時間だ。アルバム発売となると先行シングルの役割は重要視されるしね。ほんに、いいタイミングでの新曲リリースになるんじゃないでしょーか。肩の力を抜いて参りましょ。