無意識日記々

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5年を誤認しない為に

そろそろ『Fantôme』発売5周年なんだけれども、他の5年前の出来事に比べて随分前に感じるのは……コヤツが毎日無意識日記を書いてるせいだろうかな……。他の5年前の出来事というと、生前退位とかリオ五輪とか米大統領選挙とかBrexitとか……いや、なんか距離感がようわからん。

ただ、5年間というと例えばヒカルの場合『First Love』アルバムをリリースしてから『Single Collection Vol.1』 をリリースするまでが約5年でな。ここの密度が凄まじい。間に『Distance』アルバムと『DEEP RIVER』アルバム挟んでて、全国ツアー1回やってて他にラブライブやらナチュラルブリーズやらアンプラやらイケイケやらヒカ5やらのスペシャルライブがあったりしてね。ラジオも一年間やってたし雑誌連載も持ってた。凄いね若いって。

でも、例えば年内にニューアルバム出すとかになれば結構この5年も凄い密度になるのよね。オリジナルアルバム3枚に全国ツアー、ほどほどストリーミングとか紅白初出場とかインスタライブ五連発とか。他にもTHE BACK HORNとコラボしたり小袋成彬をプロデュースしたりと、実はデビュー当時と結構遜色ない動きの多さを見せてくれていたりする。しかも現在子育て真っ最中の身で。普通どんなに活発なミュージシャンでもデビューを20年も過ぎるとペースダウンする……というか大抵がデビュー後数年働き過ぎなんだけど、まぁあれだ、常識的なペースで活動していくようになるのが至って普通なので、いやまあんた日本でも有数の“大御所”なのによくこれだけ働くなという、そういう事よ。

印象が違うのは、ヒカルの活動自体でなはなくて、マスメディアの取り上げ方の方だわさ。1999年当時はガチの社会現象で、出た番組出た番組軒並み歴代視聴率第1位になるほどの注目度だった。なんじゃこりゃ、と思うような雑誌でも取り上げられたり、メッセ更新する度にスポーツ紙で記事になったりね。今はインタビューもかなり絞っているので、マスメディア露出という面ではそんなでもなくなっている。ここ2年は撮影だってままならないしな。

そこんところを勘案した上でヒカルのアウトプット総量を評価する方が現状の把握には適していると言えるだろう。つまり、この5年が言う程あっという間でもなかったのは、日記を書いてきたからと言うよりは、日記に書く“リアルタイムで起こっている出来事”が沢山あったから、ということになるかなと思われる。それに、このあとニューアルバムが出て全国ツアーの日程が出ようものなら、2016年の復帰以後の時期は、デビュー直後を上回る忙しさだったと後に振り返る事になるかもしれないわね。いやはや、ほんと適当に休んでくださいね。