無意識日記々

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昔の歌詞から貸してもろとる?

さて、前回に続き歌詞についてみていくのでご注意〜。

https://twitter.com/Coriander_power/status/1452133394410737672

キプトラみたいだな、と思った箇所がもうひとつあって。『余裕のある自分が嫌になります』んとこ。キプトラでは『一人が少しイヤになるよ』で、意味は少し違うんだけどね。『君に夢中』の方は自己嫌悪で、キプトラの方はそのあとに『そういうのも大事と思うけど』というフォローが入るから、要はさみしい、心細いと感じる時があるってことだね。

『君に夢中』の方はその前段がどうやら『心の損得を考える』なので、さみしいとか心細いとか、そういう弱めな感情が“持てない”ことに対する嫌悪感よな。ある意味キプトラとは真逆。

『君に夢中』が『Stay Gold』に通じる面があるというのはまずはピアノサウンド、そしてこの、「大人になっちゃった感じ」もあるんだと思う。それだけ大人になって分別がついているのに、それでも“バカになれる”、“狂わせてくれる”のが『君』という存在なんだと。

『ここが地獄でも天国』という部分については、そりゃやっぱり『あなた』を思い出させてくれる訳で。『燃え盛る業火の谷間』が、地獄を連想させるもんね。勿論、タイアップ相手である「DESTINY 鎌倉ものがたり」の舞台のひとつに地獄があったからというのも後押ししてる。

天国と地獄なら、『忘却』にも出てくるけれど、あれは千葉ちゃんの作詞だし、かなり使い方が違うから連想するという程でもないかな。

とはいえ、こういった風に、端々に過去の作詞を思い起こさせてくれるのが今回の『君に夢中』の歌詞の特徴なのかなと、思わされてますわねぇ。はてさて、フルコーラスではどんな印象と感想になってますやら。ほんに、歌詞だけ先に読むというのも、いいもんですなぁ。