「最愛」第3話、『君に夢中』の使われ方がまたもよかったねぇ。幼馴染みの主人公とヒロイン(え、違う?)がお互いに大人になってそれぞれの仕事の事情を抱えながらもはてさて本当に昔のよしみで素直に本音を曝け出せているのかそこに打算は無いのかと視聴者が訝る場面で
『心の損得を考える
余裕のある自分が嫌になります』
の歌詞がクローズアップして流されるのよね。音量の上げ下げからもわかる通り勿論狙って使っているんだろうな。制作側がしっかり歌詞を聴き込んで、エピソードの最後にあの場面が持ってこれるように構成した上での満を持しての起用。ほんとよく出来てるなぁ。いやそりゃあドラマの登場人物たちが歌詞そのまんまの心情だった訳ではないのだけれど、それでも概ね「大人になって本音ばかりを口に出すわけではなくなった」状況を表してるのだからそこまで違和感もなく。視聴者からのこの場面の評価も上々だったように思います。
こうなってくると他の歌詞も同じように肝心な場面で使われる期待が高まってくる。恐らく本命は
『知れば知るほど遠のく真実追い掛ける
私が私を欺く』
のとこだよね。ここは話数を跨いで複数回使ってきて意味が逆転なんかしたらドラマティックだわな。何話目になるかはわかりませんが、しっかりチェックしていきたいですよっと。