ドラマ「最愛」での『君に夢中』の使われ方は更に熱を帯びてきていて。今週はかなり歌詞がよく聴き取れましたねぇ。
何より、ドラマの場面とのシンクロ具合な。梨央と優の再会シーンに回想が流れてきて優が遊具から落ちて怪我を負う所で『人生狂わすタイプ』。あれこれもしかして「人生狂わすdive」ってこと？と訝っていると『まるで終わらないデジャヴ』。そうよね、優のことを想う度にこの怪我をした日のことがいつもいつも思い出されてエンドレスだったんだろうなぁ梨央なぁ。優がイヤホンを外す場面で『靴と鎧を脱ぎ捨てる』。情報屋としての顔から梨央の弟としての顔に遷移する所でこの歌詞が流れるとはね。『ここから先はプライベート』。社長と情報屋ではなく姉と弟としての会話が始まるのね…っ！
梨央が優に「いままでどこにおったんよ？」と問い掛けて優の方に歩み寄る場面で『今どこにいる？ すぐそこにいくよ』なんてもうホントそのまんまでね。ドラマの脚本と歌の歌詞どっちが先に出来てたんだというレベル。優が「一生会わんつもりやったのに」と呟く所で再び『人生狂わすタイプ』。そう、２人が会うことでまた人生の運命の歯車が狂い出すのかしらん。で、優の「やったのは俺なんや」の告白で歌の方もカットアウト。
いやはや、ここまで濃密に歌詞と場面を絡み合わせますかね？？ シンクロどころかこの場面の為に書かれた歌かと錯覚させるほど。毎週ギリギリまでドラマ班が編集の追い込みをしてるっぽいけど、第１話からのサイクルを考えると最後の最後まで主題歌をどう活かそうか頭を捻ってるんじゃあるまいか。
うむ、これ、もしかして、『君に夢中』のリリースが未だに「準備中」なのは、ドラマ側との調整の為だったりする？ フルコーラスを披露することでドラマの展開も予測できちゃう…というのは言い過ぎにしても、予め隠しておいた方がいい歌詞を今後の話数で使ってインパクトを出していきたいからもう暫くフルコーラス解禁は待ってくれ、なんていう話になってやしないだろうか。確かに曲を売る方も、ドラマの決定的な場面で流して貰って評判が高まったタイミングでリリースした方が効果的かもしれないしね。大いに有り得る気が致します。
いやま、第１話で流れた分で大体フルコーラスかもしれないけどね、あそこそんなに聴き取れなかったからさ。第３話第４話と明らかにヒカルの声の音量が上がってきているので引き続きドラマでの『君に夢中』の登場場面は要注目でございますわよ。
