無意識日記々

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最愛があと3回かもしれないって!?

「最愛」が全10話だときかされて「あそこから全部畳むのぉ!?」と驚いてるんだけど、ほんとにそれで終わりなんかな? ちょっと無理な気がするけど、いずれにせよ『君に夢中』が劇中で聴けるのもあと3回かもしれないと思うと切ないやら楽しみやら。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の『One Last Kiss』がそうであったように、依頼元が宇多田ヒカルに心酔している場合、意図してようがしてまいが物語の終局は歌の歌詞に沿うようになっていく。意図云々より、目の前にある歌詞に描かれた物語に魅了されてしまうというのが的確か。ストーリーとしての美しさがそこにある以上それに倣いたくなるのがクリエイターの本能なのかもしれない。

それを踏まえると、「最愛」の物語も『君に夢中』のテイストに合わせた終局を迎えるのではないかというのが妥当なように思われる。つまり、『許されぬ恋』や『序盤は完全ノーマーク』といったキーワードを伏線回収しながら『どの私が本当のオリジナル?思い出させてよ』という問いへの答えを提示、しかし『真実を追いかける最中に私が私を欺く』という展開をみせそうだ、ってね。

サスペンスはバッドエンドとハッピーエンドどちらがいいかというのはサスペンス部分以外の特性で決まる感があるけれど、『来世でもきっと出会う』とか『ここが地獄でも天国』といった歌詞からは、周囲から見たら茨の道でも本人としては真実の愛を貫く、というような、バッドエンドのようなハッピーエンドのような、そうね、ア・リトル・ビター・エンドみたいな終わり方をするんじゃないかなというのが今のところの予想。既に15年前の被害者のひとりであるしおりも死んじゃってるしこれでハッピーエンドを迎えたという終わり方をしたら偽善的だもんねぇ。梨央と大ちゃんが幸せになってくれるならそれでいいと言い切れるんなら別だけども。加瀬さんファンが黙っちゃいないぞ。

『君に夢中』のミュージック・ビデオが発表になるのはその「最愛」第9回の放送の直前になるか。うまく流れを引き継げていけそうで、ほんとこの曲は幸せですわ。歌詞の内容自体は、今見てきたように幸せとは言い切れないんだけどもねぇ。